2010年05月03日

老い日記[46]――生誕18,602日

  昼前から制作のF女史と打ち合わせ。
 F女史との会話は話があっちこっちに行くので気が抜けない。こちらが「A」の話を始めたのに、女史はその話を引き継いだかのように「B」の話を切りだしてくる。え、なんで?と思いつつ「B」に話を合わせると、平然と話が「A」に戻ったり、あろうことか「C」へ飛んだりする。単なる打ち合わせなのに、実にスリル満点である。
 そんなF女史、家では今年96歳になる義母の介護に明け暮れるしっかり者だが、少し認知症のみられるお義母さんともスムーズに話ができるのは、F女史があっちこっちに話が飛べる人だからだろう。と、そんなことを口走ったら、「そんなことないわよ、話を合わせるのは大変なのよ」と怒られた。
 ああ、F女史、あなたの口からそんな言葉を聞くとは。ああ、なんという不条理。

 気になっていた邦画『誰も守ってくれない』をDVDで観る。テーマは犯罪加害者家族の報道被害。以前、自分でも芝居にしたことがある題材だったので興味があったのだが、始まってすぐ違和感を覚え、それが最後まで消えなかった。素材の選び方はいいのに、調理の仕方を間違ってると言えばいいのか。マスコミの暴力性、「2ちゃんねる」を思わせるネット社会の暴走、警察の保護に疑問を投げかける新聞記者の視点……挙げたら切りがないが、どれもが誇張しすぎていて「そんなバカな」という気になる。そこまで誇張するならドタバタ喜劇にしてくれればいいものを、構えが社会派なので違和感は一層強まる。もっとフラットに描いたほうが、たぶん観客に迫る。

 さて、ネオシーダーは吸っているものの、煙草はやめて既に1カ月以上。もうニコチンは体から抜けているのか?
 でもやはり煙を吸っていてはダメっす。そろそろネオとも決別します。おまえのことは好きなんだよ。好きだけど別れなきゃいけないこともあるんだ。わかってくれよな。はいはい、撤収。

韓流ショップ.jpg
近所にある、わずか2坪ほどの韓流ショップ。ついこの間までは劇団の事務所だった。 ああ、栄枯盛衰。
posted by 老い日記 at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記