2010年05月11日

老い日記[54]――生誕18,622日・禁煙7日目

  溜まっている仕事をなんとしても終わらせねばと夏休み最終日のような頑張りを見せて、あろうことか完全徹夜。こんな日に限ってわざと頑張るいやらしい性格の持ち主は、ついぞ一睡もしないまま病院へ。コンディションはもちろん最悪。いいのか、このまま手術を受けて。
 「きっと、そういう巡り合わせなんだ、巡り合わせ」と自分に言い聞かせつつ、後ろめたい気持ちは無視して、30年来の付き合いになる俳優Oにハイエースで送ってもらい10:20には到着。10:30になるのを待って再来手続き、入院の手続きを済ませて、11:00前には病室へ。
 手術は3時予定とのこと。そのほか担当看護師に入院・治療についてのオリエンテーションを受け、身長・体重を測定したら、「じゃ、それまで休んでてください」。
 個室からは東京タワーも見え、自覚症状は「眠さ」しかないので、ホテルに投宿したよな気分が一向に抜けない。でもせっかく時間ができたことだし、ふらふらで手術受けるのもどうよ?と思い直し、Oに別れを告げてベッドに横になる。
 2時半過ぎに看護師が迎えに来て、いよいよ内視鏡手術へ。
 内視鏡はこれで3度目なので、もうすっかり慣れていると思っていたら、看護師が足のほうで何やらもぞもぞ。ん?と思って見ると、「マッサージをつけますね」と言ってふくらはぎに何か巻く。え? 今マッサージって言わなかったか?
 「すいません、足に巻いたのは何ですか?」「ああ、これはね足がむくまないように空気圧で足のマッサージをするんです」という看護師の答えに、すかさず医者が付け加えて、「エコノミークラス症候群ってあるでしょ。あれと同じで、血流が悪くならないように足を揉んであげるんです」。
 なるほど、マッサージまでしてくれるのか、こりゃ快適だと思いながら内視鏡のカメラが捉えた映像が映し出されることになるモニターを見ていたら、「緊張してます?」とその若い医者が聞くので、「全然」とそっけなく答え、気の利いた返しができなかったオノレを少々恥じる。
 そこから先は鎮静剤(麻酔のようなもの)が効いて、よく覚えていないが、何度か喉の奥が苦しくて、おえおえ、と吐き気が込み上げてきたことは記憶にある。
 4時半頃に無事終了。とはいえ、終了後も鎮静剤でぼーっとしていて、今日一日は絶食なのですぐに点滴をつけられ、7時過ぎに医者がぞろぞろと回診にきたときもぼーっとしていて何も質問できず、ひたすら寝ては覚め寝ては覚めで時間が過ぎていった。

 生誕○○○日の数字が昨日と比べて一気に増加。劇作家Aさんが、計算できるサイトがあるとコメントしてくれたので早速やってみた。結果、プラス12日。閏年は4年に1回だから、50÷4=12.5。なので、プラス12日。それだけのことでした。面倒臭がって、ちゃんと考えようとしなかっただけですね。
 なんだか最初に「めんどくさっ」と思ってしまって逃したチャンスが、これまでたくさんあったんじゃないか。そんなことまで思った。

リストバンド.jpg
一番最初に腕に付けられた紙製のリストバンド(手では切れず、濡れても平気)。名前・性別・生年月日・ID番号に、バーコードが記されている。
posted by 老い日記 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記