2010年05月13日

老い日記[56]――生誕18,624日・禁煙9日目

  入院3日目、術後2日目。食事は重湯からお粥に進化。行動範囲も昨日までは病室のフロア内に制限されていたが、本日午前10時から院内フリーに(病院内なら自由に闊歩できる!)。加えて、待望のシャワーも解禁。早速、丸2日間ほとんど寝っぱなしのべたついた体を洗い流す。
 快調快調、あとはホテル住まい気分で悠々自適生活を送りながら退院を待つのみ。さっぱりした体で余裕綽綽、昼食も完食。優雅な気分で村上春樹の『1Q84』3巻を読み進めていたら、あれ? 寒気が。あれれ? 体がぶるぶる。あれれれれ。いかん、これは熱が出る。急いでベッドに潜り込んだものの検温のたびに、15時3分→37.3℃、15時36分→38.6℃、16時5分→39.5℃、あっという間に体温急上昇。
 ついに我慢できなくなってナースコールを押す。布団を1枚多めにもらい、それでも寒くて電気毛布を持ってきてもらい、若い医者までやってきて抗生物質(セフメタゾールナトリウム)を点滴投入、血液検査も行うことになり、たっぷり採血。
 1時間ほどして主任のY医師も回診にやってきて、「血液検査の結果も異常は認められませんでしたから心配しなくていいですよ」と断ったうえで、「土日に退院と言いましたが、熱が出ちゃったんで月曜まで様子を見ましょうか」。
 ああ、がらがらと一気に崩れる健康体への近道。さようなら悠々自適生活。

 その後、室温も上げ、電気毛布にくるまりながら、うんうん唸っていたら、夕方になって俳優T君、続いて新進衣装家Nが見舞いに来る。うんうん唸って汗をかいたからか、話してるうちに少し楽になり、夕食も二人と話しながら「食べねば」という義務感に押されて完食。18時半頃に測ったら37.6℃。おお、見事に下がりました。まだまだ若いです、我が体。捨てたもんじゃないです、我が自然治癒力。
 二人が帰ってからも、すっかり元気になったつもりで次回公演の制作雑務をメールと電話でやり取りしていたら、あれあれあれ? またまたぶるぶると寒気が。いかんいかん、自分を過信しすぎたと慌ててベッドに入るが、検温38.7℃。まるで動きの激しい日経株価平均のように数字が乱高下。全然、落ち着きを見せない。しかし高熱はいかんともしがたく、再びナースコールで助けを求め、水枕を用意してもらって、胃への負担が少ないという解熱剤「ピリナジン」(粉末状)を飲む。ああ、やはり自然治癒力は昔ほどはないのだと我が身の「老い」を思い知る。

13日朝食.jpg
朝食(潰瘍食):五分粥、親子とじ(朝)、二色浸花かつお、ふりかけ(たらこ)、みそ汁、牛乳。466kcal、蛋白質23.05g、脂質16.72g。
13日昼食.jpg
昼食(潰瘍食):うどん(葱)、蒸鶏和風ドレかけ、白菜浸刻みのり、りんごコンポート。566kcal、蛋白質23.79g、脂質15.56g。
13日夕食.jpg
夕食(潰瘍食):五分粥、あこう鯛粕漬魚、茄子のしぎ焼き、グリーンアスパラ浸し、清汁(豆腐)。328kcal、蛋白質20.09g、脂質9.11g。
posted by 老い日記 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記