2010年05月15日

老い日記[58]――生誕18,626日/禁煙11日目

 入院5日目、術後4日目。
 昨日熱が下がって以来、もうすっかり健康体の気分なのだが(どこも痛まないし、どこにも違和感はない)、まだまだ侮ることなかれ、本人の自覚のないところで我が体は「内視鏡的粘膜切除術」(EMR)で人為的にこしらえた潰瘍とせっせと闘っているのだろう。

 今日もY医師自ら、退院後の注意と次回の予定(組織検査の結果)について話に来る。
 退院後の注意点。細々と書いてあるが中でもいくつか気になったのは、「アルコール、タバコは退院後2週間は禁止です」(おお、3週目から煙草吸ってもOKなんだ)、「コーヒーは1日1〜2杯にしてください」(そうか、でかいカップで飲めばいいんだ)、「旅行は退院後2週間ほど避けてください」(出張は旅行じゃないよな?)。うん、これならなんとか乗り切れそうだ。
 Y医師は今日も「来週の熊本の仕事は延ばせないんですよね?」と念を押すように聞く。「もしあちらで下血・吐血ということになったら、あちらの病院に行っていただくしかありませんが、その場合でも今回どんな治療をしたのか、情報をお渡しすることはできますので」「はい、わかりました」「退院して1週間で栃木に戻られて出血なさってた方もいらっしゃいましたので」「ああ、実際にいらっしゃるんですね」「まぁ大抵の人は何もなく終了になるんですが、1〜2%は出血しますんで」「………」
 もちろん飽くなき親切心で言ってくれてるのだろうが、あまりに丁寧で念押しの多い説明に、もしやY先生、俺は出血間違いなしと踏んでいるのか?と不安になる。

 本日、二度目の「観便」。いやぁ、やっぱり自らの排泄物を便器に残したまま看護師を呼ぶのは、すごく勇気が要る。
 呼び出しで来てくれた看護師は、さっと便器内を見て、既にそしらぬ顔で雑誌を読んでた俺に、「ありがとうございます」。
 ……御礼まで言われるとは。これは、何プレイだ?(おいおい)

 体は闘っているのだとしても、自覚症状のない身としては読書三昧、昼寝三昧とリゾート気分で残る時間を過ごしたいのだが、我が劇団制作のF女史、これでもかと書きもの仕事を投げてくる。これって、ホテルにカンヅメ、「はよ原稿書け、ボケ」状態ではないのか? 原稿は確かに溜まっているのかもしれないが、同時にストレスも溜め込んでいいのか? いいのか?(泣)

15日朝食.jpg
朝食(潰瘍食):全粥、高野入煮びたし、オクラ入おろし和、ふりかけ(タラコ)、みそ汁、牛乳。424kcal、蛋白質16.94g、脂質10.98g。
なんか全体的に、「くたびれた朝食」。
15日昼食.jpg
昼食(潰瘍食):全粥、酒蒸魚タルタルソース、レバー照煮野菜添、フレンチサラダ、赤だしみそ汁。608kcal、蛋白質34.02g、脂質26.44g。
レバーに添えられていたのは「いんげん」だったが、なぜ「いんげん添え」と言わないのだろう?
15日夕食.jpg
夕食(潰瘍食):全粥、鶏肉しそ風味焼、馬鈴薯野菜煮付、果物(ペアー缶)、吉野汁。522kcal、蛋白質20.40g、脂質9.89g。
ペアー缶って何? 吉野汁って、どこの汁?
posted by 老い日記 at 23:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記