2010年05月31日

老い日記[74]――生誕18,642日/禁煙27日目

 
 昼過ぎに米子空港に到着。航空券はSKIPなので、余裕をかましてフライト15分前に保安ゲートへ。ところが、航空券が受け付けない。バーコードをかざしても「ピー」、不穏な音がしてはじかれる。係の人に「1階のカウンターで手続きしてください」と言われ、「でもこれ、SKIPですよ」と憮然としてチケットを突きつける。「あ、ホントですね」「(鼻息荒く)でしょう?」「ちょっと待ってください」と係の人は上役らしい人にチケットを見せる。すると、その上役らしき人は少しも臆せず、「お客様、これは明日のチケットです」
 なぬ? 明日の? なぬ? よくよく見ると、チケットには間違いなく、「6月1日米子→羽田」の文字が……。
 慌てて1階に下りてカウンターに行くと、地上勤務の担当者は「インターネットで日にちを間違えてお取りになってますね」と勝ち誇った(ように見える)顔で言う。いや、取ったのは俺じゃなくて文化振興財団だし、と無用の論戦を展開したくなるが、そこはぐっと堪えて、「いやそれはいいんですけど、次の便に乗れますか?」「では、こちらを一旦キャンセルし払い戻しをした上で、改めて東京までの片道料金をいただくことになりますが、よろしいですか?」。
 よろしいも何もほかに選択肢はなく、それでお願いしますと焦って答えると、電卓をこれ見よがしに(そう見える)目の前で叩いてみせ、「払戻金が19,980円、羽田までの片道運賃が31,500円ですので差額分は11,520円になります」
 そんなにするのかよ?と思いつつ開けた財布には1万円札が1枚、千円札が2枚。スッカラカンになって小銭だけを握りしめ、急いで飛行機に駆け込む。もちろん最後の搭乗者。
 土壇場で慌てふためく羽目になり、治りかけている(と思う)胃が急激にシクシクと痛む。

 夕方から『誰も見たことのない場所』の稽古。後半を返しつつ、ほぼ最後まで通る。これでしばらくこちらの稽古はお休み。なのにまだまだ上演には程遠い有り様。
 立ち位置や出ハケなど、おびただしい段取りを軽やかにすっ飛ばすSKIP機能が芝居にもあればいいのにと切に思う。

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JR米子駅前に広場には「米子版・銀河鉄道999」が。天へ旅立つ、というより道向かいの安ホテルにそのまま停車しそうに見えて、悲哀が漂う。
posted by 老い日記 at 23:49| Comment(0) | 日記