2010年06月01日

老い日記[75]――生誕18,643日/禁煙28日目

 
 先週同様、大学での実習授業のため上野に赴く。先週の「やりたくなくてもビシッとしなさいビシッと」ムードが功を奏したのか、学生にかなり嫌われ、今日の受講者は18人に激減。
 それでもワークショップには程良い人数になり、ビシッとやる学生たちがほとんどだったので内容は進む進む、即興演技にまでチャレンジ、俳優よりも面白い学生もちらほら。

 授業を終え、次回公演『眠れる森の死体』のフライヤーなんぞ配って「お疲れさまでした」と引き揚げたのだが、着替え終わって更衣室を出たところで出くわした女子学生に「あの、この中に先生の名前はどこにあるんですか?」とフライヤー片手に尋ねられる。女子学生は裏面の顔写真が並んでいる辺りを指し示していたので、あろうことか俺を俳優とでも思っているのかと訝りつつフライヤーをひっくり返し、「作・演出 古城十忍」を「これ」と言って指さすと、「つくってる人なんですか?」と素っ頓狂な声が返ってくる。なんか妙な会話だなと思いながら、「つくってる人なんです」と答える。彼女からすれば、俳優もスタッフもつくってる人ではないのだろうか? 彼女自身、アーティストの卵だろうに、この大学の学生たちはどうも掴みどころがない。

 本日、その『眠れる森の死体』の稽古初日。
 いきなり立ち稽古で1場・2場を返しつつ進める。若手男優が大きく鍵を握るこの芝居、想像以上に茨の道になりそうだという確信だけを持って今日は終了。
 ああ、恐ろしや。胃の痛む日が続くことになるのか?

上野恩賜公園.jpg
上野恩賜公園。あっちにもこっちにも、いつもわらわらと人があふれかえっているのだが、あ、このアングル、今誰もいない、と珍しい無人の瞬間をカシャ。と思ったら左隅に小さくサラリーマンの姿が……。無念。
posted by 老い日記 at 23:51| Comment(0) | 日記