2010年06月05日

老い日記[79]――生誕18,647日/禁煙32日目

 
 新国立劇場に井上ひさしさんの『夢の痂』を観に行く。
 劇場に入るや新国立劇場プロデューサーのYさんにいきなり、「98%は大丈夫だって?」と言われて驚く。「早っ」。思わず口をついて出る。なんという情報伝達の速さ。
 もちろんYさんは我が快復を喜んで声をかけてくれたのだが、人の親切に慣れていないひねくれ者は逆に戸惑う。「古城さん、癌になったってよ」「あの人も終わったね」。そういった噂も千里を駆けめぐっていたのではないかと勘ぐりたくなる。

 夕方から美術家Iさんも参加して、『眠れる森の死体』の美術実験。劇場空間が狭いのに置かねばならぬ道具が多すぎて、果たして「演技エリア」がきちんと確保できるのか。この非常に初歩的な問題で大いにつまづいている。
 誰だよ、この作品でここの劇場を押さえたのは? もちろん、この芝居を熟知しているひねくれ演出家です。(泣)

夕日.jpg
西新宿の夕日。バカ高いビルが林立する街なのに、不思議と陽射しは燦々と降り注ぐ。
posted by 老い日記 at 23:46| Comment(0) | 日記