2010年06月26日

老い日記[100]――生誕18,668日/禁煙53日目

 
 風邪はまだくすぶっている。典型的な鼻風邪。鼻水だけがずるずると垂れてくる。このまま治まってくれればいいのだが、大抵いったん悪くならないことには回復には向かってくれない。歳を取ると、ずるずると悪化し、だらだらと治っていく。一気に熱が上
がって、ひと晩寝ればけろりと治るという回復プロセスは若さのなせるワザ。老いた我が身はずるずるいくしかない。

 午後、久しぶりに彩の国さいたま芸術劇場へ。ホフェッシュ・シェクター・カンパニーの『ポリティカル・マザー』を観る。
 初来日のUKダンス・カンパニー。観客の入りは3割程度と散々だが、恐らくこの才能は伸びる。ドラムが刻む圧倒的なビート感とひょうひょうとしてしなやかなダンスの融合が新しい。善くも悪くも若い、と思わせもしたが、若さゆえのエネルギーはやがて洗練へと向かい、傑作を生み出すのではなかろうか。
 その若さがひたすら羨ましいと、切に思いながらオジサンは鼻水をずるずるさせていた。 

 終演後、西新宿の稽古場へ直行。若手男優陣との空しい時間は今日も続く。「感情は点ではなく、線」。それがどうも実感できないようで、この期に及んで未だ手取り足取り。あまりの不甲斐なさに、踏みとどまっている我が体調もさらにずるずると悪化への道を辿り始める、ような気がする。
 
ホフェッシュ.jpg
「ホフェッシュ・シェクター・カンパニー」の公演ポスター。
劇場入り口には、「小さなお子さま、妊娠中の方、心臓の弱い方、補聴器をつけている方」にはお勧めできない旨の貼り紙が。確かに上演中、凄まじい大音量が何度も耳を劈いた。
posted by 老い日記 at 23:37| Comment(0) | 日記