2010年07月03日

老い日記[107]――生誕18,675日/禁煙60日目

 
 コンビニで会計をしてもらうとき、「年齢キー」が結構気になる。この店員に、果たして我が身は何歳に見えているのか? 素知らぬふりをしながら、ついついレジを打つ店員の指先を覗き込む。迷わず50代のキーを打たれると、見事正解なのだが軽くイラっとする。たまに30代キーを打たれると、おお、あんた、すっげぇイイ人だと笑顔で握手を求めたくなる。
 昨日、「老いたることは自覚している」などと書きながら、やっぱり心の奥底では「若く見られたいと思っているのだなぁ」と我が執着心をさみしく噛みしめる。コンビニは罪な場所だ。
 余計な話だが、だいたい若いニイチャンのほうが若く見てくれる確率は高い。ちゃらちゃらした店員でも男性は割とこちらの顔をちゃんと見てくれる。その上で、30代と打ってくれる人もそこそこいる。一方、女性の店員は若いネエチャンもオバチャンもジャッジが厳しい。だいたい顔を見もしない人が少なくない。せいぜい、チラ見。若い女性にチラ見されて、少しも迷わず50代キーを打たれると、「あんたは男性としてナシ」と違う意味で断罪されたようで、どこか空しい。
 「年齢キーなんて適当っすよ。俺なんて忙しいときなんか、誰彼かまわず50代キーを打ってましたから」
 コンビニでバイト経験のある若い俳優にそう言われたことがあり、そうだよな、たかだかバイトでいちいち真剣にジャッジしないよなと思いつつも、やはりレジの前に立つと、少しそわそわしながら年齢キーを覗き込んでいる。

 久々に稽古のダブルヘッダー。午後1時から『誰も見たことのない場所』、6時から眠れる森の死体』。
 どちらも時間がないなぁと思いつつ、芝居の輪郭は少しずつクリアになってきている(気がする)。
 さぁて、西新宿での稽古は今日でおしまい。明日からは実寸稽古に突入。いよいよ『眠れる森の死体』の追い込み。追い込めるか? 若く見えようが見えまいが、なりふり構わず突っ走ります。

新宿の自転車.jpg
新宿で見かけた自転車。ねじ曲げられ、打ち捨てられ、放置され……。ものの哀れを感じて、つい車の中から撮影。まるでホームレスのような……。
posted by 老い日記 at 23:00| Comment(0) | 日記