2010年07月22日

老い日記[126]――生誕18,693日/禁煙78日目

 またもや睡眠1時間という超寝不足で羽田へ。なぜこうも機上の人となる前日は睡眠不足になるのか。仕事仕事、仕事優先と旅のパッキングを後回しにし、そのくせ仕事はだらだらと集中力を欠いていっこうに進まない。そのうち今度は準備準備、準備しなきゃマズいだろと、やおらパッキングに取りかかるも、7割方終えたところで仕事が気になり始め、次第に仕事してるんだか準備してるんだかわからない状態になり、結局、どちらも中途半端なまま気がつけば明け方近く。あれあれ、このまま寝たんじゃ起きられないよと今度は遠足前のガキのように意味のない興奮状態に軽く陥り、ああ、またしても寝られなかった……。
 どうも、こんなことになっているような気がする。やはりここは勇気。勇気を持って、何より睡眠、睡眠が一番大事と我が身に言い聞かせ、仕事になんか見向きもしない。すっぱりすべてを諦めてベッドに潜り込む。この思い切りの良さが我が身には絶対に必要なんだと思う。(きっと違うと思う)
 さて今日から始まる、9月の芸術文化祭オープニング公演の稽古のため熊本入り。もちろん機内では乗り込むや直ちに爆睡体勢に。離陸直後に記憶がなくなり、着陸の衝撃で目が覚める。理想的な展開。もしかしたら我が家にもベッドの代わりに飛行機の座席があれば熟睡できるのかも。(絶対違うと思う)

 阿蘇熊本空港からいつもならバスのところ、「タクシーでおいでください」と県立劇場の担当・Mさんからメールが入る。なぜ?と思いつつ確認すると、「暑いでしょうから」とよくわからない返事。でも有り難いことに変わりはないので遠慮なくタクシーに乗って30分ほどで到着。やれやれとひと息つこうとすると稽古開始まで40分ほどしかない。
 「え? 今日の稽古って2時開始ですよね?」「何言ってるんですか、1時半ですよ。古城さんがそれでいいって、そう決めたんじゃないですか」「………(マジかよ)」
 ああ、そうか、時間がないからタクシーってことだったのかと軽い認知症の演出家は合点がいくも、飯は?飯は?と認知症の進んだ呆け老人のように訴えて、多少のスタート遅れもやむなしと、しっかりと親子丼を食いつくす。
 さてさて腹も満たされたことだし張り切って稽古と思いきや、広報誌のインタビューがあるとのことで、ウォーミングアップは俳優として出演するため同行している我が劇団の俳優O&Sに任せて、クーラーの利いた部屋で取材を受ける。

 その後、夕方6時まで『メランコリーの予感』の読み合わせ。作家に書き直してもらった第3稿を読んだのだが、今ひとつ戯曲が弱い。悩んだ挙げ句、もう少し手を入れるよう言い渡す。
 夕食後の7時前からは『上通物語』の読み稽古。こちらは上演台本ができあがっているのでビシバシと俳優にダメを出し、小返し小返ししつつ半立ち稽古のように進めて、あっという間に退館時間の夜10時。
 始まったばかりとはいえ、2本とも先行き険しい予感。メランコリーの予感。おいおい、気取ったこと言ってる場合じゃないよと自分を戒めつつ、明日の打ち合わせをして解散。
 ホテルにはO&Sともども11時前にチェックイン。3人揃ってコンビニに繰り出し、その後はカンヅメになった気分で独り、部屋でパソコンに向かう。メランコリー。
 
まるぶんの河童.jpg
熊本市の上通りでは有名な「河童」。愛嬌もなく、妖気漂うミイラのようでリアルに怖い。(なぜ投げ銭が?)
 
まるぶん.jpg
「まるぶん」という昔からある書店のオブジェ(?)なので、少し引いて見ると、こんな感じ。
posted by 老い日記 at 23:20| Comment(0) | 日記