2010年08月06日

老い日記[141]――生誕18,709日/禁煙94日目

 ハチロク(8・6)に広島にいるのは一昨年に次いで2度目。今年も7時すぎにはホテルを出て、平和祈念式典に向かう。
 急いで目と鼻の先に会場があるところまで来たものの、高々4、5メートル幅の道路が渡れない。警官や市の職員などがズラリと約2メートル間隔でロープを持って立っている。ロープの手前に渡れない人がどんどん溜まっていく。聞けば、なんでも菅首相が車で通るため封鎖してるという。「VIPが来ればそれでいいのか? 誰のための式典だよ」「おいおい、このままじゃパニックになるよ」。聞こえよがしに毒づいても、上からの命令に従うだけのロープ張り係は困惑しながらも何も対策は取れず。
 黒塗り車が3台通りすぎてようやく解除になったが、解除部分は横断歩道部分のみという不可解さ。もう式典が始まろうかといういう時刻なのに、まだ社長出勤のVIPがいるのか?
 ハナから苛つきながらも会場の前のほうへズンズン進み、満杯の一般席とは対照的に空席が目立つ「遺族席」に堂々と座る。案内役を兼ねて同行してくれた地元演出家・Tさんの「残された者は誰もが遺族」という言葉に激しく同意。
 8時チョイ前に開会。スッキリと晴れ上がった真夏の空は青々として、気温もぐんぐん上がる。遺族代表、来賓らの献花の後、8時15分に黙祷。その後、広島市長、子ども代表のメッセージに続き、広島県知事、菅首相、国連事務総長が挨拶。「平和の歌」を歌って、式典は約1時間ほどで終了。菅首相が会場を後にするとき、遺族席から「頑張れよ」と声が飛ぶ。

 そのまま南区民センターに行き、10時から中高生ワークショップ、2時半からDOCSの『河童』の稽古。連日張り切りすぎてあちこち痛む体をさらに酷使して8時まで。
 その後、DOCSのインストラクターの面々と一緒に平和記念公園に再び出向き、ライトアップされた原爆ドーム、すっかりイベント化されている灯籠流しを見て、飲みに出る。
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ハチロクの空。65年前も変わらず晴れ渡っていたという。


首相の献花。閣僚はほかに外相、厚労相が参列。

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一般の献花は一番後回しの上、ロープで規制されてベルトコンベアーのように進しかなく、違和感は絶大。

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ライトアップされた原爆ドーム。灯籠流しとの対比も相まって美しくももの悲しい。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(2) | 日記