2010年09月04日

老い日記[170]――生誕18,738日/禁煙123日目

 午前中ホテルで書き物仕事を粘っていたら、稽古開始に7分遅れて県立劇場着。あわあわと控え室に向かっていたら、あわあわと走ってきた演出助手兼若き作家Iが我が顔を見るなり、「ああ〜古城さんよかった〜来た〜」と全身に安堵感をたっぷりまとう。なんでも俺が昨日苦言を言ったものだから、怒り心頭に達してやる気をなくした演出家は心が折れたんだ、それでもう来ないんだと演出助手チームで慌てふためいていたそうな。――あの私、もう50過ぎてるんで。そんなに子どもじゃないんで。ま、遅刻すんなよっつーだけの話ですが。
  50過ぎると、毎日毎日きっちりウォーミングアップをすれど、以前ほど体がほぐれて楽になっていく感覚を味わえない。左膝もそれ以上張り切るととんでもないことになるよと、隙あらばしくしくと痛みをちらつかせるので、運動というよりリハビリを頑張った気になって、どこか虚しい。老いるというのは哀れなものよ、と我が身を嘲笑いながら必死で若者に負けじとバットマンの足を振りあげる。

 今日も『メランコリーの予感』は壊滅的な出席状況なので、一日中『上通物語』の稽古を進めるが、こちらもメインキャストさえ半分も揃わない。それでも辛抱強く、腐らず、演出に徹して毒を吐く。(うさ晴らしではありません)
 東京の座・高円寺では『誰も見たことのない場所』初日。劇団メンバーから報告がある前に、観にいってくれた劇作家・演出家のAさんから「面白かったよ」とメールが届き、ああ、なんとかなったんだなとひと安心する。でもなんか、おかしくないか、この状況?いいのか俺、過去の人で。
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バイオリンを抱えた考える人。う〜む。みんな悩んでいるのだ。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記