2010年09月05日

老い日記[171]――生誕18,739日/禁煙124日目

 睡眠3時間。7時半過ぎにはチェックアウトし、タクシーで空港へ。機内では睡眠確保を決め込み、がくがく頭を揺らしながらも惰眠を貪る。
 10時半過ぎに羽田着。そのまま高円寺の劇場へまっしぐら。12時頃に着くと、俳優Oが演出代行で部分稽古(ターゲットは若手男優N)の真っ最中。NHKは追っかけ取材になったようで、カメラが回っている。しかし遅い到着の演出家に宮崎公演で気になった場面を改めて稽古する時間はもちろん残されておらず、アフタートークの打ち合わせをちゃちゃっと済ませ、ムーブメントだけを通してスタンバイ。あっという間に本番へとなだれ込む。

  最後列上手側で観劇。
 お、意外とダレてないじゃん、と芝居にのめりかけたら、劇場に着いたときに稽古していた場面で男優Nが台詞をすっ飛ばし、完全頭真っ白状態に。あちゃー。相手役の女優Yが立て直そうとするも、男優Nはもう青木ヶ原樹海を彷徨う人のように自分がどこにいるのかわからない。台詞があっちに行ったりこっちに戻ったり、ぐだぐだのまま、その場面は終了。
 ほとんど素の状態で舞台袖に引っ込んでいくNの無念な背中が痛ましい。というか、情けない。明らかな自爆。いったい何のための稽古だったんだ? NHKは終演後もお客さんからもコメントを録ったり、女優陣にインタビューしたりと精力的にカメラを回している。実質アフタートークのためだけに帰ってきた演出家も一番最後にカメラの前に陣取らされる。
 ディレクターNさんは、「今までテレビ取材もかなり受けてるんですか?」「ずいぶんカメラに慣れていらっしゃいますよね?」「古城さんのことが番組になったことってないんですか?」と場つなぎとはいえ、意外な質問を繰り出す。実際は少しもカメラに慣れていない演出家だが、カメラが回り始めるや、この芝居について、ドキュメンタリー・シアターについて、立て板に水の如くあれこれ話す。要は慣れの問題ではなく、どれほど言いたいことがあるかの問題。イッパツで撮り終える。
 バラシよりもNHKの取材のほうが時間がかかり、先に始めてもらっていた打ち上げに遅れて参加。若手やスタッフは朝までの勢いだったが、パッキングに手つかずの演出家は1時過ぎには歩いて帰途に就く。
 NHKのオンエアは11日、「おはよう日本」。
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劇場には広島DOCSメンバーからの花も飾られていた。感謝。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記