2010年11月17日

老い日記[244]――生誕18,812日/禁煙197日目

 午前中に原稿仕事をわっせわっせとこなし、午後から新国立劇場へ。2時半に最後の通し稽古。4時半からは前回同様、小劇場の舞台で動線チェックを兼ねて各場の頭の部分を通る。5時半にはスタンバイ。6時開場。
 リーディング公演、2回目の本番にして千秋楽。本日もほぼ満席なり。すごいな、この集客力。我が劇団の公演よりも圧倒的な集客力。こうした現実を目の当たりにすると、「人は何を求めて劇場に来るのか?」と、思考が迷宮に落ちていきそうになるので、そこは敢えて無視する。
 
 本番はぎりぎりまで稽古にいそしんだだけあって、演技はアンサンブルも、個人の技術も、前回より向上。
 終演後、ロビーで揃って観に来た研修所の4期生メンバーたちと束の間の雑談。「どうだった?」と聞くと、「負けられないなと思いました」という自分中心の言葉が返ってくる。彼らは目下、チェーホフの『かもめ』と格闘中なので、負けられないという気持ちもわからんではないが、そうか、自分と比べながら「負けないぞ負けないぞ」とオノレを奮い立たせられるってことが「若さ」なのかもしれないなと、ふと思う。
 我が劇団のメンバーも何人か観に来てくれていたのだが(はるばる広島からK君も参上)、今日は打ち上げがあるので話もそこそこに解散。
 打ち上げは初台の小料理屋の2階。若き俳優の卵たちは恐らく思いはさまざまだろうが、今回役に就かずスタッフを任されたメンバーのほうがやたらと元気に思えたのは気のせいか?
 最近、ちっとも酒が進まなくなった演出家も今日は多少ビールをあおり、やれやれと肩の荷を下ろす。しかし、どんなことにでも笑ってわいわい喋れる若者たちと一緒に飲んでも、どんなことにも今やほとんど笑えない不感症気味のオッサンはほとんど素面のまま、疲れた体だけを引きずって午前0時前には帰途に就く。
リハーサルルームC.jpg 
悪戦苦闘を続けたリハーサルルームCとも、今日でいったんお別れ。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記