2011年02月23日

老い日記[342]――生誕18,910/禁煙295日目

 幕は開いた。何の問題もなく。しかも芝居の出来は今までで最上と思わせる淀みない緊張感、スキの無さ。火事場の馬鹿力というか、劇団の強みとはこういうことかと思い知る。昨日の公演中止・降板騒動が嘘のよう。――どうにかなっちゃうもんだねえ。どうにかなっちゃうもんだから、ますます人生をなめてかかっちゃうんだよねえ、この男。
 
 朝8時すぎにプロデューサーNさんから、「俳優Hは熱は出なかったので大丈夫だと思います。念のため病院に寄ってから来るそうです」とメールが入る。ひと安心。
 劇場に行くと、すっかり顔色のよくなったその若手俳優Hは「今日も点滴を受けてきたんすよ」と煙草を吸いつつ得意げに報告するので、瞬間的にムカっぱらが立ち、「煙草吸いながら言うことじゃねーだろ。どれだけ周りに迷惑かけたて思ってんだ」と言い放ち、「今日のゲネでダメだったら、いつでも降板させるからな」と毒も吐いておく。
 予定通り、午後2時から2回目のゲネプロ。心配していたHも問題なし(演技は別にして)。無事、滞りなく終了。ダメ出しは軽く1時間で済ませ、5時すぎにはスタンバイ。いよいよの宮部みゆき原作『R...』、初日開演と相成った。
 
 終演後はプロデューサーNさんともども居酒屋に行き、観に来てくれたSさん(B庁)、Kさん(G協議会)と飲む。「面白かった」「テンポがいい」とお褒めの言葉がこそばゆい。どうぞ遠慮なく、もっと言ってください。
 VIP二人とは11時すぎに別れ、それからNさんと一緒に別の居酒屋で飲んでいた役者たちの初日打ち上げに合流。既にみんな短時間ですっかりいい感じに出来上がっていて、それだけ稽古場で精神的苦痛を受けていたんだな、とその張本人演出家は他人事のように思う。中でも我が劇団の俳優Oと劇団朋友の大酒乱女優Kさんは涙ながらに激論を戦わせていたが、どうせ明日になったら二人とも覚えていない。その酒乱自転車組はほっといて、我が身は1:08発の終電でやれやれと家路につく。
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劇場「ザ・ポケット」。『R...』開幕!
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記