2011年03月15日

老い日記[362]――生誕18,930/禁煙315日目

 10時半と12時、二つの打ち合わせがともにキャンセルになり、なんだか世の中すべてが「それどころではない」空気が蔓延し始めている。
 朝8時半近くに制作担当の研修生Kから電話があり、何事かと思って出ると、「福島第一原発2号機が爆発したんです。1号機2号機の時とはワケがちがうんです。僕はシーンスタディ発表公演の中止を上に掛け合います」と何かに取り憑かれたようにまくし立てる。「僕は大阪にしばらく避難します。放射性物質がきてからじゃ、パニックになってどこにも逃げられなくなりますよ」「いや、君が全体の中止を掛け合うのはおかしな話だよ。君が不安で降板したいのなら、そう掛け合えばいいだけの話だよ」「ああ、そうですね。わかりました、そうします」
 午後、初台の稽古場に行くと、そのKは既に大阪に向かったらしく姿がない。その行動の速さにも少々あっけにとられる。おまけにシングルキャストだった別の研修生も「避難するのでしばらく来ません」と連絡があったらしい。これで3人が芝居から降りたことになる。いやぁ、びっくりだ。
 もちろん安穏とできる事態でないことはわかっている。政府発表でも漏れ出た放射線は「身体に影響を及ぼす数値であることは間違いない」と発表。事態は日に日に深刻になっている。だからといって今、東京から逃げるか?改めて我が身に問うてみるが答えはNOだ。なぜだろう。日本はそこまで無力ではないとどこかで信じているからなのか? 楽観的すぎるのか? 
花咲き誇る.jpg
それでも花は咲き、季節は巡る。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(1) | 日記