2011年05月30日

風が強く吹いている。――[438]生誕19,006日

 爆睡してもよかったのにもはや老人の悲しい習性、朝早々に目が覚める。おまけにまだ5月だというのに、公演期間中に平年より何日も早く梅雨入りし、早起きしたところでどんより空では気分はさえない。おまけに今日は降り続いた雨がようやく上がったものの、めちゃくちゃ風が強い。芝居がはねた腑抜けになった我が身はそのままどこかに飛ばされそうだ。
 
 劇団メンバーのみんな、片付けお疲れ様。終わりが来れば次が始まる。なかなかモードチェンジできないオノレを歯がゆく思いながらも劇作家はパソコンに一日へばりつく。
 夕方近くになって事務所で残務処理。今後のことも劇団メンバーと軽く打ち合わせ。が、どうも頭が重い。鈍い。腐りかけの豆腐のよう。
 
 風の強い日だったからというわけではないが、深夜になって翻訳物とはまったく関係ないものに触れたくて、DVDで『風が強く吹いている』を見る。原作は三浦しをん。箱根駅伝を舞台にした典型的なスポ根もの。この手の映画は楽ちん楽ちん、何も考えなくていいからね。と、高をくくっていたが恐ろしきかな、スポ根でも老体演出家は号泣する。ひたむきな若者の情熱に涙、ストイックな努力に涙、次第に強く結ばれていく友情に涙、涙。もうほんとにちょっとしたことで老人は泣く。これはほんとに頭が腐った証拠ではないかと心配になる。
アレックス!.jpg
このキャラは……『時計仕掛けのオレンジ』のアレックス!若き俳優Tから誕生日祝いにもらいました。サンキュ。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記