2011年06月14日

ダメ患者です。――[453]生誕19,021日

 朝8時すぎには電車に乗る。久々の通勤すし詰め満員車両。この状況に我が身はたまにしか遭遇しないが、毎朝この非人道的状況に耐えて生きている人が世の中には大勢いるのだと思うと頭が下がる。私には無理です。
 乗り換え2回、1時間ほどかけて着きましたG病院。ずいぶん先のことだと思っていたが、今日は癌除去手術から1年後の術後検診。「採血→CT→内視鏡(胃カメラ)」というメニュー。CTって「コンピュータ断層撮影」(Computed Tomography)って意味だからね、よろしく。
 採血は予想より少ない量で終わり、え、もっといっぱい採ってよ、いっぱい調べてよ、と少々不安になる。
 CTは胸・腹の部分だけなので、小さいトンネルに上半身だけ数回行ったり来たり動かされるだけ。といっても我が身は寝そべってるだけなので、造影剤投入注射のチクッという痛み以外は楽ちん楽ちん。あっけなく終わる。
 そういえばCT検査前の問診票に「閉所恐怖症」を問われる項目があり、そうか、あんな開放的なトンネルでも閉塞感で恐怖を覚える人がいるのかと勉強になる。
 胃カメラはもうまったく記憶になし。久しぶりのY先生と挨拶程度に言葉を交わしたら鎮静剤(麻酔)がすぐに効いたらしく、気づいたら終わっていた。今日は鎮静剤を入れてもしっかり画面を見ておくぞ、と気合を入れて臨んだのにあっさり完敗。
 ただ気になるのは終了後のY先生のセリフ。「1カ所だけ細胞を取りましたから」。……これってヤバいんじゃないのか? カメラ入れて「おー、きれいなもんですね」という状態なら細胞なんて取らないんじゃないか?何のための生体検査なんだ? という猜疑心がむくむくと頭をもたげてくるが、鎮静剤の効いたぼんやり頭では「あ、はい……」と答えるのが精いっぱい。看護師さんに連れられて仮眠ソファに倒れ込み、薬が切れるまでの約30分間を爆睡して過ごす。
 しかしまぁ、じたばたしても始まらない。今日は検査だけなので結果は10日後。楽しみに待つとしましょ。
 かくして9時すぎに病院に着いて、すべて終了して自由の身になったのは昼の12時すぎ。相変わらずの無駄のなさ。このG病院に慣れてしまった今となっては、ほかの病院がなぜこのスーピーディー・システムが採れないのか不思議だ。
 
 「今日は運動は控えてくださいね」と看護師に釘を刺されていたにもかかわらず、午後、先週に引き続き上野のG大でワークショップの授業。動かないわけにはいかないので、完治完治、健康体健康体、と我が身に呪文のように言い聞かせつつ、張り切って走り回る。ダメ患者です、このオッサン。
病院内案内標識.jpg
この病棟で癌の手術を受けて、はや1年が経過。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記