2011年06月17日

戦友だから。――[456]生誕19,024日

 劇団協議会総会。11時半ぎりぎりに会場に入って席に着こうとすると、Fさん(青年劇場)がいきなり、「こないだ、G病院でSさんに会ったんだって?」とニヤニヤ話しかけてくる。
 その通り。14日の火曜日。採血を済ませ、CTの受付に行ったら、目の前のソファにSさん(俳小)の姿が。まさかこんなところで知り合いに会うとは思いもよらず目を疑ったが、それは恐らくSさんも同じ。びっくり眼でこちらをを見ていた。いやはや、世間は狭いと改めて思い知った次第。
 そのSさん、会場でFさんに話を振られて、「そうそう、戦友だから」と笑顔で返す。いえいえSさん、我が身はしっかり癌になって内視鏡とはいえ手術した身。検診に来ただけで戦友とは認められません。一刻も早く、癌になってくださいませ。ともに闘おうじゃありませんか。なんでもSさんも癌家系だそうな。まだまだこれから我が身にも癌と再び一戦交えるときが来るのだろうなと人ごとのように思う。
 
 総会は一昨年とは打って変わって、13人の理事立候補は選挙もなく、すんなり承認される。まったくの無風。なので総会は予定より早めに終わり、その後の芸術文化振興会の説明会を経て、午後3時からは懇親会へとなだれ込む。
 立食パーティーでジュースなんぞ飲んでいると、「酒、止められてるの?」と複数の人から声がかかる。いえいえ、真っ昼間からアルコールを浴びる度胸がないだけです。とは言えず、「癌の手術をしてから、あまり酒を飲みたいと思わなくなったんですよねぇ」とエヘラエヘラと笑う。ほんとはこの後、稽古があるので、酒なんか飲んだら「えーい、もう稽古なんかどうーでもいいわい」となるのを避けていただけなのだが。
 
 その稽古。少しも進まない。こんなことなら俺、酒飲んでてもよかったんじゃね?とふて腐れたくもなるが、そこは大人の演出家、淡々と静かにしつこく若手相手に毒を吐く。
はい、知ってます。.jpg
はい、知ってます。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記