2012年05月04日

読書の春に。――[778]生誕19,347日

 シアタートラムで世田谷パブリックシアター主催『カフカの猿』を観る。キャサリン・ハンターの独り芝居。上演時間55分。料金5000円。長さの問題ではないと思いつつ、ずいぶん強気な興行だなとも思うが、劇場に入ってみれば立ち見もいっぱいの大入り満員。キャサリン人気?カフカ人気? 世田パブの営業力? しかも老若男女、理想的なほど幅広い層の集客。いったいどんな人たちが吸い寄せられてきているのか。
 キャサリン・ハンターはNODA・MAP『THE BEE』のときと同様に暑苦しいほどの表現力。身体能力も驚くほどの高さだが、文字数に限りのある字幕公演のため台詞に込められた皮肉やユーモアはさほど伝わらず。ロンドンではきっと爆笑の連続だったんだろうなと冷めた目で見ながら思う。しかし、これまた終わってみればスタンディング・オベーションで熱狂的になっている観客も少なくない。こんな人たちはホントに日頃、演劇を観ているのだろうかと性格の悪い演出家はどこか素直になれず。(日本人による日本語の芝居でスタンディング・オベーションを見たことはほとんどない)

 マッサージに行ってもさほど改善しないとわかっていながら、束の間だけでも楽になりたくて今日も駆け込む。
 「背中も足もバキバキですねぇ」。今では耳にタコのニーチャンの言葉を受け流し、じっとまな板の上の鯉になる。
 さてさて、読まねばならぬ戯曲が溜まっている。読書の春にしなければと思いつつ、今読まなくてもいい三浦しおん『舟を編む』に夢中になっている。
花びらの絨毯.JPG 
薄桃色の花びら絨毯。(わかりにくいが)
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記