2012年06月01日

気にすることは何もない。 ――[806]生誕19,375日

 胃癌手術から丸2年が経過。そろそろ癌が再発する頃かもしれぬ。5月22日の検査は果たしてどうだったのか?
 気にしつつ、G病院に出向く。ほぼ予約時間ぴったしに、PHSで呼び出されて診察室に入る。久々に会うY医師は小部屋の中でパソコンの前に陣取り、いつものように穏やかな顔で、「2年が過ぎましたが、その後どうですか?」。
 ぬ、ぬ……。もしやこれは宣告の前の静かなる導入か?と疑心暗鬼になって「自覚的には特に何もないです」と答えると、「そうですか。特に問題ないようですね」。
 しかし不安の拭えない男は、細胞を取ったことなどを「気になってたんですけど」などと追求するが、Y医師は「少し荒れてましたけど、癌ではありませんでした」「胃炎になってるんですか?」「胃炎というほどでもないです。今回の検査結果では気になさることは何もないですよ」。
 おお。きらきらと日が射してくるようなお言葉。「気になさることは何もない」、なんて素敵な言葉なんだ。
 すっかり気をよくし、言われるがまま1年後の検査日を決めて診察室を後にする。支払いを済ませ病院を出て時計を見れば、病院に到着してから25分しか経ってない。相変わらずG病院は無駄がない。
 この後、稽古場に向かう足取りはもちろん軽やか。
 というわけで憎まれっ子、もう少し世にはばかります。
病院内でピアノの生演奏.JPG
病院内でピアノの生演奏。
検査異常なしの身には一段と心地よく響く。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(2) | 日記