2012年06月22日

スルーしておく。 ――[827]生誕19,396日

 朝早くからラッシュに揉まれ、電車を乗り継いで鶴瀬に向かう。富士見市文化会館「キラリふじみ」で朝10時から、『I’s−アイズ−』の場当たり。

 S高校の成果発表会は演劇専攻のほかに舞踊専攻もあるので、舞台を使って演劇の場当たりのできる持ち時間は午後3時までの5時間しかない。テクニカルと動線をメインにどんどん進める。昼休憩になったところで、今回の美術家・Uさんに「すごく丁寧にやってらっしゃるから驚きました」と言われてこちらが驚く。え?執念深く、裏を返せば誰も信用していないので何度も何度もしつこく繰り返す、いつもの場当たりに比べれば大雑把すぎるほどでっせ。と思うが、褒め言葉として受け取って、「あ、そうですかぁ?」とスルーしておく。
 午後もバシバシ場当たりを進め、ラストに至る流れが全然ダメだなぁと思いつつ、あとは本番の火事場の馬鹿力を信じて、こちらもスルーしておく。(こらこら)

 かくして場当たり終了は5分オーバーの午後3時5分。ま、これくらいの遅れなら許してくれ。

 それから練習室に場所を移し、5時近くまで部分稽古。女子高生軍団は、芝居のほかに日舞やフィナーレのダンスの振りまでおさらいしなければならず、かなり疲労も溜まっている様子。
 ま、本番前はそんなもんだ。めげずに頑張れ。やればできる。などと、珍しく優しい言葉をかけようと思ったそばから、きゃっきゃはしゃいで踊り始める軍団を見て、「ああ、余計なこと言わずにスルーしてよかった」と安堵する。

 なんだかんだ言っても、若者はたくましい。特に女子はたくましい。うざいほどに。

 夜は西新宿で『みんな豚になる』の稽古。
 今日は芝居中に何度も出てくるムーヴメントを冒頭から追っかけて確認しつつ、グレードアップを図る。目の前で繰り広げられる動きにはまだまだ不満が残るものの、頭の中ではその動きを勝手に修正しながら数段グレードアップした完成形のムーヴのほうを思い浮かべて、独り悦に入っている。いやぁ、美しい。

 要するに、ただの妄想。現実逃避に走ってるだけだが。
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『I’s−アイズ−』の場当たり。約800席の劇場。なんとも贅沢。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記