2012年06月23日

ゲネプロなのか? ――[828]生誕19,397日

 『I’s−アイズ−』、いよいよゲネプロ。
 S高校舞台芸術科の学科公演は、「日本舞踊」「クラシックダンス」「モダンダンス」「演劇(I’s−アイズ−)」「ジャズダンス」「グランドフィナーレ」と延々と演し物が続き、トータルなんと4時間にも及ぶ。
 そのためゲネプロと言っても、全体の進行が淀みなく進むかどうかに力点が置かれているので、客席には演出席もなければ、進行中に照明家や音響家と改善を話し合う余地もない。本番さながらほかの関係者同様、ただ席に座って気になるところをコソコソと一人でメモするのみ。

 これってゲネプロなのか?

 終了後に楽屋に行くと、主役のNをはじめ数人が既に泣いている。ああ、めんどくせー女子高生。
 「悔しくて泣いてんのか?」と水を向けると、セリフを間違ったことや段取りをミスったことが悔しいらしい。あのね、そんなことでいちいち泣いてたら、誰も役者なんかできないし、俺なんて我が劇団でも本番見るたび号泣だよ! ……と言おうと思ったが、「う、う、うう、う……」と獣のように泣き続けるので無視することにする。

 改善できそうなダメ出しをいくつか伝え、「明日の午前中、俺は来られないから自分たちでラストを自主練するように」と言うと、これまた泣いているリア王役のSが、「先生が来なかったら何もできませんよおおお、お、おおお」と、いっそうむせび泣く。

 結局、10時前に劇場を出て、帰宅は11時半近く。『みんな豚になる』の今日の稽古はやむなく自主練にしてもらったのだが、帰宅は『豚』の稽古がある日よりも遅い。はああ。
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池の中でパフォーマンスの稽古をしていた。
(ぱっと見、あまりに動かないのでオブジェかと思った)
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記