2012年08月31日

東京芸術劇場。 ――[897]生誕19,466日

 午後、東京芸術劇場リニューアルオープンの記念式典に出席。スーツ姿で出かけたら、受付を済ませたところに副館長のTさんが寄ってきて、「どこのビジネスマンかと思いましたよ」と言われる。確かに、自分でもそう思う。そうは思うが見回せば、演劇人は滅法少なく、スーツ姿の人がうじゃうじゃ、圧倒的に多い。これはやはり大半が都や区の職員なのか。
 式典の前に、読売日本交響楽団によるマーラー『復活』の公開リハーサルを鑑賞。『復活』を通しで聴けるのかと思ったら、まさしくリハで指揮者はバンバン止める。止めては「ここはもっとこういうふうに」とダメ出しをして、すぐにそこを小返し。進め方は芝居と同じだなと思って見ていたが、違うのは一度返したらすぐに次へと進む。つまり、オーケストラの面々は一回で指揮者の要求をクリアしているわけで、ちまちま、ぐずぐず、何度も繰り返す羽目になる我が劇団の稽古との違いをまざまざと見せつけられ、暗澹たる気持ちになる。
 式典では主催者の館長挨拶のあと、文化庁長官や都議会議長が来賓として祝辞を述べる。その後、再び読売日本交響楽団の演奏でチャイコフスキー『弦楽セレナーデ』、バッハ『G線上のアリア』を今度は途中で止まることなく聴く。

 その後のレセプションでは芸術監督の野田秀樹さんも挨拶。我が身は歓談に移ったところで再びTさんを探し出して、我が身が編集長を務める雑誌の取材をお願いする。(てめー、何しに来たんだよっ、つー話ですが)

 夕方になって池袋から新宿に移動して雑用を済ませ、さらに下北沢へ。ザ・スズナリで加藤健一事務所『シュペリオール・ドーナツ』を観る。この戯曲、わが劇団でも上演する気でいたので物語の展開を知りつつ観たのだが、「へぇ〜、ここはゆっくり会話するんだ」「あれ?ここはさらっと流しちゃうんだ」と、やはり演出家によってずいぶん芝居は変わるんだなと痛感。

 この公演、我が劇団のベテランOも客演していたので、終演後に一緒に飲んでいると、そこに同じく客演のTさん(3○○)、さらに後から加藤健一さんまで加わって、みんなでビールをあおる。あおるついでに恐れを知らない演出家は、加藤さんに「格闘のシーンはもっとぐだぐだのほうがカッコイイんじゃないですか」などと物申す。こらこら。
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明日、リニューアルオープンする東京芸術劇場。
エントランスのど真ん中にあって邪魔だった長ーいエスカレーターは端に寄せられている。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記