2012年09月18日

我が体と向き合う。 ――[915]生誕19,484日

 朝8時には家を出て健診センターへ。昼過ぎまでかけて年に一度の半日ドック。我が体とじっくり向き合う。

 採血・採尿、身体測定、視力・眼圧などは、ふむふむと機械的にこなし、直腸診では指を無理やり突っ込まれる理不尽さに怒りがこみあげ、心電図や超音波の検診ではただただマグロのようになっている。

 胃の検査は去年・一昨年は胃カメラだったのだが、今年は3年ぶりにバリウム。これがどうも慣れない。バリウム飲まされて「終わるまで絶対ゲップはしないでくださいね」って、どう考えても無理じゃね?「じゃ俯せになってください」「今度は体を横向けて」「ハイ、そちら側から1回ぐるんと回ってください」「もう一回、回りましょうか」。指示されるまま盲目的に体をひたすら動かし続けなきゃならないなんて、そのことだけで屈辱的なのに、その上、上下逆さまにされるわ、ウイーンと出てくるアームで腹をぐいぐい押されるわ、これでゲップも許されないなんて「ドM」でなきゃできません。(プレイではありません)
 二度ほど小さくゲップが出たものの、なんとか耐え抜いて(ごまかして)検査が終わったところで、むらむらと天の邪鬼男の反抗心に火がついて、「それじゃ、またラウンジで待っててください」という技師に、「ひとつ聞いていいですか?」と牙をむく。
 「胃カメラではわからなくて、バリウム検査でわかることって何かあるんですか?」。技師のオニーチャンは一瞬言葉に詰まりながらも、「スキルス(癌)とかは全体像がつかめるのでバリウムでわかりますね。胃カメラだとどうしても局所局所を見ることになりますから」。スキルスって相当悪性だろと思いながらも、わざとスッとぼけて、「じゃあ、スキルスはバリウムで早期に発見できるってことですか?」「いやスキルスだと早期ってことはないので……」「え?じゃバリウムでスキルスが見つかったら、どうするんですか?」「胃の全摘手術になりますね」
 ……って、意味ないじゃ〜ん。

 皆さん、答えが出ました。バリウム検査は無駄です。最初から医者には、「頼むからバリウムより胃カメラ飲ませて飲ませて」と訴えましょう。そのほうがよほどオノレの体には親切です。(ゲップも我慢しなくていいし)


 この健診センターではひと通り終わったら、検査の結果をわかる範囲でその日のうちに教えてもらえる。

 我が結果。尿酸値「7.1」、正常値範囲をしっかりオーバー。「これ、どれくらいまで上がったら痛風になるんですか?」とパソコンで新鮮取れたてのデータを見ながら説明してくれている女医さんに聞くと、「それはわからないですね。10以上でもならない人もいますし、7そこそこでなる人もいますから。脱水症状とか、関節の酷使とか、痛風はいろんな要因が重なって起こるので、尿酸値の数値だけではわからないとしか言えないですね」。

 ……放置しておいていいってことなのか?
 コレステロール値も高い。「悪玉コレステロールが高いですね」とその女医がわざわざ水を向けたので、困った顔で「……そうですか」と応じたのに、「でも、これもこの値だけで何がどうこうということはないですから」。
 ……放置しておいていいってことなのか?

 事ここに至ってはブンヤ魂を発揮する元気もなく、ただただ速く終わりたくて、無駄口も叩かず病院を後にする。

 半日のドックでほとほと疲れ果てながら、そのまま西新宿へ移動して、午後1時からは『少女仮面』の稽古。
 今日は衣裳パレードに始まって、スタッフワークをいくつか打ち合わせ、稽古に雪崩れ込んだのだが、やはり先は遠い。なかなか展望は開けない。
 こうしてドック疲れに稽古疲れを上乗せし、ヘロヘロになって夜遅く我が家に帰り着くと、何もする気が起こらない。

 このまま入院してもいいですか?
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人のいない祭りは寂しい。 
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(1) | 日記