2012年09月22日

目がじんじん。 ――[919]生誕19,488日

 『少女仮面』の稽古で明け暮れる。唐十郎さんの戯曲は面白い。面白いが手強い。カメラがアップで捉えた視点だけで繋がっていくので、カメラの周りは今どうなっているのか、そもそもこの世界の外はどうなっているのか、想像力をたくましくすることを次から次に要求される。
 そうして想像の世界で遊ぶのは楽しいけれど、それを形にしていく作業はひたすら地味な仕事の積み重ね。今回、美術も兼ねているN君(22歳)はバスタブの手配に四苦八苦。
 「ヅカ・ガールは昔から風呂オケの上で歌い踊ったもんです」。こんなセリフ、我が身には書けません。「のっかっていた風呂オケのフタを一枚ふみ外し、片足湯舟の中に落っこちる」。なんて迷惑千万なト書き。予算はないのに、これをどう形にしろというのだろう。地味な苦悩は日々、続く。
 
 ワンツーワークスの次回公演『産まれた理由』の稽古は今週お休みながら、取材はまだまだ続いている。もちろん、終えた取材の原稿起こし、セリフ起こしも。
 夜まで重箱の隅をつつくように若者たちの演技を見つめ、帰宅してからはパソコン画面を睨みつける。酷使しすぎなのか、目がじんじんし始めている。
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日本でもやがてこんな風景がフツーに見られるようになるのか。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記