2012年10月06日

爺ィは青年になるかしら。 ――[933]生誕19,502日

 『少女仮面』、2日目にして千秋楽。いつものように11時にアップを開始。今日は昼公演なので12時にはスタンバイに入り、直ちに本番。事ここに至って演出家は、もはやすることもなし。
 本日は我がワンツーワークスからも女優S、若手のT、およびHが関係者に紛れて観劇に参戦(別に戦いではありません)。 どんな芝居であっても、何度やってもそうなのだが、よくなってるところもあり、今イチのところもあり。願わくは、「そん
な部分的なことはどーでもいいんじゃ!」と吹っ飛ばすほどのエネルギーが全編にあふれ出てくれれば最高なのだが、まだまだ目先のこと一つ一つに慎重な若者たちは、それほどには弾けられない。

 しかし優等生集団の君らには相当に骨が折れるぞと思っていた『少女仮面』、演出家は楽しませていただきました。

 時はゆくゆく乙女は婆ァに、
 それでも時がゆくならば、

 婆ァは乙女になるかしら

 冒頭に出てくる、この歌のメロディーがこの数日、ぐるぐると頭の中でリフレインして、しばらく止まりそうにない。歌詞のように時が行き続けて、婆ァ同様、爺ィもまだまだケツの青い青年にUターンできれば最高なのだが、現実はひたすら刻一刻と老いへの道を突き進むのみ。

 それにしても唐十郎さん、この『少女仮面』という戯曲を2日で書きあげたんだそうな。たった2日で? ……すごすぎる。才能とはそういうものなんだろうと凡才はしみじみ思う。

 終演後は昨日と同様、反省会というかシーンスタディを振り返って全員から感想を聞く。みんな、お疲れさんでした。
 バラシにかかる研修生たちに別れを告げて、ダブルヘッダー演出家は別の稽古場に移って、『産まれた理由』。

 少女仮面をやったあとだと「老いゆく理由」のほうが気になるところだが、今日も「妊娠・出産」にまつわる報告にじっと耳を傾ける。

 「打ち上げ、待ってますからね」。研修生たち全員はそろわないがけどみに行きますからね、待ってますよ、と言われていたので、『産まれた理由』の稽古はさっさと切り上げようと思いつつ、決断力のない演出家は結局10時ぎりぎりまで終われない。
 それから研修生の打ち上げに合流。昨日とは打って変わって、お通夜?と思わせるほどの淡々とした飲み会。やっぱし、みんな相当に疲れが溜まってたんだね。

 まったり打ち上げを終えて店を出ると、外はすんごい土砂降り。まるで突然の嵐のようにデッカイ雨粒が、ざんざんざんと突き刺すように降り注いでいる。流せ流せ、終わったことなんぞ、すべてきれいさっぱり流してしまえということか。
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芸能花伝舎ではシンセサイザー展が開催。焼きそばを売る屋台まで登場していた。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記