2012年11月30日

認知症のせいです。 ――[988]生誕19,557日

 なかなか進まない稽古にうんざりしていたら、今日は劇団のメルマガ配信の日だったことをすっかり忘れていた。しかも昨夜まではしっかり覚えていて、その準備までしていたのに、今日になったらすっかり抜け落ちている。

 こうしてだんだんと、我が身はついさっき自分が食事を取ったかどうかも忘れていくのかもしれぬ。今までよく我が劇団の最長老・Oのことを、「この人、3歩歩いたらもう全部忘れてるからね、スゴイよね」などとバカにしていたのだが、間違いなく明日は我が身。怖い怖い。

 といった次第で、稽古を終えて自宅に急いで戻り、すぐにパソコンに張り付いて原稿を書き上げ、制作のF女史に配信をお願いしたのは、既に土曜日へと日付が変わった直後。

 メルマガを読んでくださっている皆様、遅れてスミマセン。原因はすべて演出家の認知症のせいです。

 こうしてヘマをやらかしつつ、さようなら11月。今年も残り1カ月。それもきっと、あっという間に終わる。時間に取り残されないように、先手先手で頭も体も動かしましょう。 

  今日の気になるニュース。
 国連総会がパレスチナの地位を「機構」から「国家」に格上げする決議案を賛成138(日本も)、反対9、棄権41で採択。正式な国家承認ではないものの、国連がパレスチナを「国家扱い」するのは初めて。

 しかし、これもまた、なぜこのタイミングなのか? もちろんイスラエルや、その保護者のアメリカは反対票を投じて反発を鮮明にしていて、和平への道は確実に遠のく。
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『死に顔ピース』宇部公演、広島公演のフライヤー。
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2012年11月29日

へろへろ。 ――[987]生誕19,556日

 「12月、忘年会を兼ねて一杯やりませんか?」と飲み友達から早くもメールが入るが、年内の予定は未だにまったく立たず。 目下、老体に鞭打ちつつ取り組んでいる『死に顔ピース』地方公演が終われば、なんとか時間が取れそうな気はするものの、書き物仕事やら来年の劇団の企画やらで、先がそうなるのやらいっこうに見えず。

 果たしてのんびりと年が越せるのか? いくつも締め切りを抱えたまま、どよよ〜んと机に張りつくオノレの姿が浮かんでくるのは、なぜだ?

 『死に顔ピース』の稽古はまだまだ半分にも届かない。
 このところ、原稿の仕事にも追われていて(編集長、しっかりしてください)、稽古を終えて帰るとすでにへろへろになっているというのに、へろへろと文章をひねり出す作業でさらに体力は消耗。死期の間近い老人のようになっている。

 まったく、こんなブログなんぞ書いてる場合ではない。(そもそも稽古場と書き物仕事だけの毎日なので、たいして書くことはないのであるが)
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あずま屋? あばら屋?
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2012年11月28日

ギアをトップに。 ――[986]生誕19,555日

 『死に顔ピース』の稽古は冒頭のムーブメントだけで四苦八苦。初演から俳優が数人変わっているので、ポジション、カウント、移動ライン、速度の統一、すべて頭から丁寧に、かつ辛抱強く進めるしかない。
 しかし改めてこの芝居の全体像を見直してみると、ムーブメントに限らず段取りは恐ろしいほどにある。場面ごとに変わる椅子の配置、小道具の出し入れ。それに「超早替え」でなければ間に合わない場面もいくつか。
 こんな複雑な段取りをよくもまぁ、初演のバタバタの中でよくつくったものだと他人事のように感心、感心。火事場の馬鹿力という奴ですな。
 などと呑気なことを言ってる場合ではない。広島のプロデューサー、Oさんからは「当日パンフレットの原稿をできるだけ早くお願いします」と催促メールが入るし、このままだと初演以上に追われまくってバタバタになる。

 そろそろギアをトップに入れなければ。

 電力会社が次々に値上げを表明。東電は賠償金を理由に国から932億円を前借りするとか。

 なんだかなぁ。どこまで身を削ったのか、どれだけ燃料費など必要経費は水増しすることなく算出されているのか。どれもこれも信用できないのは、説明がちゃんとされてないから?メディアがこの算出根拠を鋭く突っ込まないのは既に「持ちつ持たれつ」の関係があるから? せめてNHKくらい「今週の東電」という番組をレギュラー化してくれよと思う。
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早くもシーズン到来。
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2012年11月27日

不安だけが募る。 ――[985]生誕19,554日

 今日から稽古に舞台監督のIさんがお目見え。我が劇団とは初めてのお付き合いだが、まだまだ演出家より10歳近く若い。それだけで頼りがいがあるというもの。
 しかし、『死に顔ピース』は稽古3日目とはいえ、日ごとに記憶との闘いの様相を呈してきており、役者は誰もが演出助手が持ち込んでいるノートPCで初演のDVDを見ては、「ああ、そうだそうだった」と勝手に納得して、誰も演出の言葉なんぞ聞いてはいない。

 しかし再演とはいえ変更点が多く、今さらながらこの少ない稽古日数で間に合うのかと不安だけが募る。
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余生は農業……いやいや根性なしには無理な話。
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2012年11月26日

出鼻をくじかれる。 ――[984]生誕19,553日

 雨がそぼ降る中、午前中から遠路はるばる小手指へと向かう。S高校での授業。その授業として取り組んでいる芝居の稽古ができるのは今日と来週を残すのみ。かなり気合いを入れて押しまくらないと来年1月の発表公演に間に合わない。これはヤバイ。そうオノレを発奮させつつ実習室(稽古場)に入ると、担当のY先生から、「生徒のNが肺炎になって長期病欠に入りました」と言われ、思い切り出鼻をくじかれる。

 肺炎? 大丈夫なのか? と心配ながらも芝居のほうはどうしようもないので、Nの役はほかの生徒に振り分ける。おいおい、あと2回でホントにどうにかなるのか?

 4時半すぎに授業を終えて、再び遠路はるばる都心に戻り、西新宿の稽古場へ。今日から広い稽古場に移るので、アレやってコレやってと電車の中でシミュレーションしていたら、演出助手から「来月6日までは、ずっと小さな稽古場でした」とメールが入り、こちらも大きく出鼻をくじかれる。なんてこった。

 ぐだぐだ言ってもしょうがないので、実寸が掴めないまま進めていくが、2場までしか進まず、こちらも見通しは暗い。

 ようやく風邪は鎮静化。……のような気がする。相変わらず鼻はまだぐずぐずするし、喉もいがらっぽいが、頭はずいぶんとすっきりしてきた。「いい加減、仕事に性根を入れなさい」ということかもしれぬ。頑張りましょー。そうしましょー。(はいはい)
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「うおおおおー」と叫びながらダッシュしたい。
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2012年11月25日

まさかの風邪悪化? ――[983]生誕19,552日

 先週の日曜日に風邪を引いて丸1週間。なのに我が体はまだ全快しない。どころか、またも今日から悪化の道へ転げ落ちそうになっている。
 鼻ぐずぐずに加えて、咳がやたらと出る。喉にも昨日より痛みがある。頭も熱っぽい。……まったくもって老人は風邪ひとつ、さっさと治せない。風邪薬も飲み、昨日からトローチもひっきりなしに舐めているにもかかわらず、なぜ治らない?

 それがねぇ、老人というものなんだよ。

 この1週間、せっかく時間的余裕が持てると思っていたのに、風邪ですべては台なし。おまけに明日からはまたどんどん過酷な状況になってくる。風邪菌、早く退散してくれい。

 ぼんやり頭で今日も一日、机の前にへばりつくが、少しも仕事は進まない。あれ?俺ってこんなに仕事できなかったっけ?と思うほどに進まない。
 それがねぇ、老人になるということなんだよ。

 ええい、じゃかーしーわ。
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広告が取れないので、こんなものが張ってあります。
不況です。
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2012年11月24日

本調子ではないぞよ。 ――[982]生誕19,551日

 日中はまだ完治しない鼻をぐずぐずさせながらも、せっせと書き物仕事に精を出すものの、鼻をかみかみの仕事は集中力に欠けて、なかなか捗らない。(集中力の欠如は恐らく、鼻かみのせいではないが)

 夕方からは、『死に顔ピース』の稽古。鼻はぐずぐずするものの、「ええい、これはもう治ったも同然なんじゃ!」とばかりに今日もウォーミングアップでストレッチに汗を流すが、体のほうが「オヌシ、まだまだ本調子ではないぞよ」と教えてくれる。いかんせん、体が伸びない。重い。(重いのは決してメタボ化してきたせいではないと思いたい)

 立ち稽古は今日も段取り確認ばかりに追われて、昨日からほとんど進まない。いやぁ、ホントにこんな段取りの嵐だったんだね、この芝居。俳優の皆さん、ご苦労様です。

 しかしせっかっくの再演なんだし、パワーアップしなければ意味がない。今日は舞台美術家のIさんも稽古場に顔を出して、美術の変更点を俳優に説明してくれる。その変更もうまく生かして、「こりゃ、面白ぇや」という芝居にしなければ。

 その一方で書き物仕事は片付く先がまるで見えず、演出一本に集中できない状況がなんとも恨めしい。(集中できないのは恐らく書き物仕事のせいではないが)

 NHK杯フィギュア。羽生選手が二度も転倒したにもかかわらず、逃げ切って初優勝。高橋選手は2位。フリーは高橋選手も万全ではなかったといえ羽生選手よりは全然いい出来と思ったのだが、点数を見てみればフリーでも羽生選手が上。
 女子もまったくといっていいほど3回転ジャンプが飛べなかった浅田真央選手がほぼ完璧な出来だった鈴木明子選手を僅差でかわして優勝。
 フィギュアのジャッジはますます私には意味不明。

 ま、唯一芸術性を感じる高橋選手の演技だけ見られれば我が身は幸せですが。
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アルファベットにしたところでAKBを巻き返すのは難しそう。
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2012年11月23日

さっぱりキレはなし。 ――[981]生誕19,550日

 結局、体を本調子に戻せないまま、次なる稽古がスタート。来月半ばの宇部・広島公演に向けて、ほぼ1年ぶりとなる『死に顔ピース』。ああ、先が思いやられる。ああ、こんな体じゃ毒も吐けない。というか、我が体から早く風邪菌、去ってくれ。

 本調子ではないと思いつつ、ええい荒療治で汗をガシガシかけば風邪も退散してまうわ!とばかりにウォーミングアップに精を出すが、荒療治が効くのも年齢制限があるんだね。汗はかいたが、かえって頭はふらふらし始める。ただの「年寄りの冷や水」だね、これは。

 『死に顔ピース』は3人ほど俳優がチェンジしているので、冒頭部分から少しずつ追いかけていくが、出だしのムーブメントといい、前半は段取りが鬼のように続くので、初演メンバーも記憶をほじくるように、初演DVDを観ては、「ああ、思い出した」「ああ、そうだった」と、まるで認知症軍団のようになって、ちまちまと稽古は進む。
 体力消耗中の演出家も、ここで負けてはならじと、ナメくさった段取り芝居をかます新人Tに、「その目、一度突いていいですか」と毒を吐いてみるものの、その毒にキレはなし。体力がないと、ドSになるのもままならない。

 リハビリセンターに集う人々のような稽古は結局、頭の3場面ほどしか進まず、稽古初日にして、にわかに不安に包まれる。

 フィギュアスケートNHK杯、17歳の羽生弦選手がショートプログラムで歴代世界最高得点をマーク。高橋大輔選手はジャンプでミスがあり、約8点差の2位。

 高橋大輔選手、どこぞの演出家とは違って、明日のフリーではキレまくる演技で、若造どもに「おまえなんぞ100年早いわ」と言い放ってくれ。
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出過ぎた真似をしまして。その2。
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2012年11月22日

生きる最大の目的。 ――[980]生誕19,549日

 まったく老いの身には風邪ひとつ、すかっと治せない。目覚めてみると、またまた悪化の道をたどり始めている。鼻はぐずぐず、頭もどんより。何より喉が痛くて、声はすっかり鼻声。

 それにしても、こんなに行きつ戻りつを繰り返すのは初めて。やっぱりこれも加齢のなせる業?

 夕方、演出助手のTと明日以降の稽古について打ち合わせ。というか、あれこれとワガママ演出家は言いたい放題。

 「アレやっといて。アレも忘れず準備しておくように。ついでに我が風邪も治しといて」

 『産まれた理由』が千秋楽を迎えて、はや1週間が過ぎたというのに、ほんとに実りのない時間ばかりが過ぎてしまった。 あー、もったいない。
 健康でいなければ何もできない。何も生み出せない。当たり前のことだが、つくづく身に染みる。
 これからはますます我が体だけを見つめ、あそこがよくない、ここが今ひとつ本調子じゃない、と「健康をキープすることだけが生きる最大の目的」になってくるのやもしれぬ。

 あー、むなし。
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ともに、見え見えの引き延ばし作戦でどんどん駄作になっている。あー、もったいない。
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2012年11月21日

面白くなりますぞ。 ――[979]生誕19,548日

 なんとか風邪は快復基調になりつつあるものの、それでも治りかけているとは言い難く、まだまだ悪化して長引くような、もはや自然治癒力のない老人特有のぐずぐずとした調子で一日を過ごす。

 まったくもって棒に振ったような、この数日。せっかく時間の融通の利く、数少ない期間だったのに、ひたすら風邪との闘いに明け暮れている。いや、闘っているというより、ひたすら退散してくれるのをじっとやり過ごすだけの毎日。

 休めども
 休めどもなお我が暮らし樂にならざり
 じっと手を見る。
 などと意味のないことも考えてもしょうがないので、ブンブンと頭を振って、現実を見つめ直して仕事に精を出す。

 遅ればせながら、『奇妙旅行』の出演者がようやく、すべて確定。次回、我が劇団のベテランOが初めてまったく出演しないので、CASTのバランスなどを考えて「どうすべ?」と四苦八苦していたのだが、演技巧者の客演も次々にOKをもらえて、ありがたやありがたや。きっと面白くなりますぞ。
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色合いが美しい。
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2012年11月20日

一日、寝込む。 ――[978]生誕19,547日

 一日、寝込む。朝になってもそもそと起き出してパソコンの前に座るが、体のだるさと頭の重さはいっこうに快復していない。熱もある。それでも1時間ほど机にへばりついていたのだが、ああ、ダメだ。我が体は知らず知らずベッドへ逆戻り。
 一日寝込むだなんて、何年ぶりだろう……。などと熱い頭で考えながらも寒気はまるで治まらない。
 夕方5時近くになって、ようやく再びベッドから這い出る。うん、少しはマシになってるなと思いつつ、再びパソコンに向かうと、我が劇団のF女史から電話。次回公演の制作について、ほぼ一方的にまくし立てられる。「時間がないのよ」「もっと前から準備してればよかったのに」「どーすんの?」

 知らんがな。だんだん頭が朦朧と、心は苛々し始め、何も決まらないまま、「もう切っていいかな?」と強引に話を打ち切る。

 とはいえ、誰かが代わりに仕事をやってくれるはずもなく、仕方なくパソコンのまえに再び張り付く。

 しかし集中力はまるでなく、風邪薬を別のものに変えたら劇的に良くなったりして、などと相変わらずバカなことだけを考え、でもしっかり近くの薬局で別の風邪薬を買ってきて、その薬を最後の1本となった「リココデ」で胃に流し込む。……おいおい、もうそろそろ快復してくれ。
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のっぽのススキ?
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2012年11月19日

ダメ人間になっている。 ――[977]生誕19,546日

 さすが、「リココデ」は効くね。本調子とまではいかずとも、体はずいぶん楽になり、頭痛が治まらなかったら休もうと思っていたS高校の授業へと張り切って向かう。
 ところが本調子じゃないのに女子高生軍団の前で調子に乗ってアップに精を出したのがいけなかったのか、いざ立ち稽古に入ると、次第次第に悪寒がひどくなり、熱っぽくなる。
 おいおい、「リココデ」効いたんじゃなかったのかよ。

 おかげで、いつも以上に前へ出てダメを出しまくり(じっとしてると寒くてたまらない)、なんとか授業を終えた頃には、すっかり「風邪引きオッサン」に戻っている。

 鼻はぐずぐず、頭はどんより、無残な状態で小手指から劇団事務所へと向かう。電車を乗り換え、国分寺から中央線に乗り、何を考えていたのか三鷹で乗り換えた電車は特別快速で降りたい阿佐ヶ谷を素通りして中野まで行ってしまう。

 ああ、ダメ人間になっている……と思いつつ中野でさらに乗り換え、へろへろになって阿佐ヶ谷まで舞い戻る。

 夜は劇団若手のオーディションを兼ねた『奇妙旅行』の読み合わせ。テーブルにティッシュの箱を置き、鼻をひたすらかみかみ、「ここやってみて、ここ読んでみて」と指示しつつ鼻をかむので演出家はやたらと忙しい。おまけに「娘を殺された父親の役」をやってみせれば涙があふれ、鼻水も倍増で垂れまくり、この上なく悲惨なキャラクターをつくりだす。
 おいおい、だから具合悪いんだってば。だいたい目星がついて散会となった11時頃には熱で頭ががんがん。つくづく芝居は体によくない。

 早々に自宅に戻って溜まりに溜まった書き物仕事にて手をつけようとするが、すっかりダメ人間は何ひとつ片付けられない。ザ、ピンチ。
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黄色なのに銀杏。
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2012年11月18日

ドアホ状態に陥る。 ――[976]生誕19,545日

 ランニングで汗をかき、さぁ今度は半身浴だと減量作戦にハッパをかけたのだが、これがいけなかった。「ぬるめの湯」に長時間つかってマンガなんぞ読みながらボタボタ汗をかくはずが、「ぬるすぎた湯」だったようで、つかっているうちにみるみる寒気が襲ってきてバスタブの中でクシャミを繰り返すというドアホ状態に陥って慌ててあがったものの、クシャミは止まらない。寒気も治まらない。
 まずい。これは典型的な風邪ひきパターンだ。
 体は正直というか融通が利かないというか、いったん悪化の道をたどり始めたら、なかなか引き返してくれない。時間が経つにつれ、どんどん体が重くなり、もちろんクシャミは止まらず、鼻水まで垂れ下がり始める。

 いかん。仕事なんかしてる場合ではない。まずは健康体を取り戻さなければ。決してこれは仕事からの現実逃避ではないからな。オノレによくよくそう言い聞かせ、伝家の宝刀「リココデ」を飲んで、今夜は早々に寝ることにする。

 フィギュアスケートのGPシリーズ、フランス杯で無良崇人選手が初優勝。町田樹選手に続いて、若手の台頭が目覚ましい。無良選手、21歳。もっと全然上だと思ってた。
我がご贔屓の高橋選手は王者に君臨し続けられるのか? なんの、若いモンにはまだまだ負けはせぬ。と突っぱねられるのか?

 いいから早く寝なさい。はい。
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もうすぐ見頃。
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2012年11月17日

気休めにしか聞こえず。 ――[975]生誕19,544日

 溜まりに溜まった文筆業務を少しでも進めるべく、日中は頑張ってパソコンに向かい続けるが、公演疲れを未だに引きずっているのか体の重さが半端ないので仕事を中断し、2日連続でマッサージに出かける。
 頭の後ろから首筋、肩、肩胛骨と、凝り固まったエリアはもう死ぬまでほぐれることがないのだろうか。ただでさえストレス太りでメタボ化しつつあるというのに、四六時中、人一人しょってるような重さも加わって我が体は重く沈んでいくばかり。

 「昨日よりはずいぶん指が入っていきますよ」とマッサージのニーチャンは言うが、もちろん気休めにしか聞こえず、性根の悪い肩凝り男は、「これ、何日連続で来れば楽になるんですかねぇ?」と嫌みったらしく問い返す。「続ければ続けるだけ楽になっていきますよ」とニーチャンはすかさず答えるが、肩凝り男は心の中で「絶対、嘘だ」と思って口を閉ざす。

 「日本維新の会」と「太陽の党」が合流。昨日、共同で記者会見まで開いたのに「減税日本」と太陽の党の合流は白紙に戻りそうな雲行き。すごいな、石原前都知事。何でもありだな。これが始めから橋下代表を引き寄せれるための作戦だったとすれば、恐ろしいほどだな。一寸先は闇とは言うものの、つくづく政治は怖い。そして踏み台にされただけの河村たけし氏がひたすらかわいそう。(ちょっと浮かれてたもんなぁ)
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こうやって教えるんですね。

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2012年11月16日

アホのように笑う。 ――[974]生誕19,543日

 朝から区役所に印鑑証明を取りに行く。今や証明書類も自販機になっているので、入手するのに2分もかからない。便利になったよなぁと思いつつ、映画『未来世紀ブラジル』の世界が頭をよぎる。
 その書類片手に事務所に出向き、制作のF女史ともども事務所で経理のことで打ち合わせ。公演が終われば虚脱感とともに鬼のような支払いの嵐も待ち受けているので、ビンボー劇団の座長には安堵する暇はない。
 一気に暗くなった気分を払拭すべく、よっしゃ、と思い立ったこの男は仕事に精を出すのではなく、まずはリフレッシュとマッサージに駆け込む。

 「どうですか、最近の調子は?」と首筋をグリグリしながら聞いてくるニーチャンに、「いやぁもうビンボー底なしで」と思わず声に出そうになり、慌てて「えへへへ」とアホのように笑う。

 衆議院が解散。ホントに何を血迷ったか野田首相。第三極が大きなうねりとなる前に、民主党の負けを最小限に抑えようという狙いだろうが、まず間違いなく漁夫の利で自民党が大勝する。民主党政権からの揺り戻しがどんなことになるのか不安は尽きないが、国としてやらねばならないことは山積みされているのに財源はナシ。借金地獄から抜け出す気配すらない。まるで我が劇団のように。(桁はまるで違うが)

 中国では習近平さんが共産党総書記に正式に選出され、新指導部体制が発表された。今や世界第2位の経済大国。中国富裕層の皆さん、我が劇団もスポンサーを募集してまっせ。
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電柱が嫌いなようです。
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2012年11月15日

老いの証。 ――[973]生誕19,542日

 朝までオールで疲れ果ててベッドに潜り込もうが、老人はわずか3時間ほどの睡眠で目が覚める。熟睡できないのは「老い」の証。いやいやせっかく起きたのだから、とまだまだ山積みに残っている書き物仕事に着手するものの、全身がだるくて少しもシャキッとしない。目は覚めても頭は働かず。これも間違いなく「老い」の証。

 公演に使った物の返却や片付けは劇団メンバーにお任せして、夜は劇団の制作会議。
 相変わらず小うるさい演出家が一人でわーわー言うだけで、自己中の意見は出ても誰からも集団としての意見は出ず、イライラだけを募らせるのも「老い」の証。

 長きにわたった『産まれた理由』がようやく終わりを見たというのに、公演を終えて得たものはますます老人化していくオノレの姿のみ。ああ、無情。

 昨日の党首討論で野田首相が突然、「あさって解散」を宣言したものだから、風雲急を告げた一夜が明けて、早くも今日から一気に選挙モードに突入。
 なぜ、このタイミングで? 自爆としか思えない解散の真意がわからない。これで政権は間違いなく自民党に戻る。再び安倍首相が誕生するわけで、日本はますます右傾化するのではないかと気が気ではない。
 一方、中東ではイスラエルがガザを大規模空爆。イスラエルは一昨日、シリアに報復攻撃を仕掛けたばかりで、今度はパレスチナに牙を剥く。それだけユダヤ人には迫害の歴史が根強く受け継がれているということなのだろうが、アメリカと同じ「過剰防衛の病」、つまり危害を加えそうな奴は先に殺してしまえという発想に取り憑かれているのではないか。

 かつてアメリカで、ハロウィンの日に近所の家の敷地に入り込んだ日本人(高校生だったかな)が射殺された事件を思い出す。あちらを見てもこちらを見ても、行く末が案じられることばかり。無論、我が人生も。(ま、それでも頑張るけどさ)
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出過ぎた真似をしまして。
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2012年11月14日

誰を呪えばいいんだ。 ――[972]生誕19,541日

 『産まれた理由』、千秋楽も無事に終わる。

 思い起こせば4月から始動して半年以上。ドキュメンタリーシアターで、しかも新作で、と厳しいことはわかっていたのだが、予想以上に手間取り、とんでもない労力を費やし、長い長い道のりをなんとかゴールまでたどり着く。いやはや、お疲れさん。

 ぐうたら演出家はバラシでは役に立たないので(率先して仕切っていた若かりし頃が嘘のよう)、舞台美術家のIさんと近くの「ルノアール」に逃避して、たった今、公演が終わったばかりだというのに早くも来月の宇部・広島公演『死に顔ピース』の美術変更点の打ち合わせ。

 よくよく考えればもう1カ月後の話なので決して早くはないのだが、あれもこれもと相も変わらず芝居芝居で明け暮れる我が人生。ありがたや、ありがたや。

 トーストと珈琲を流し込みつつ小1時間ほどで打ち合わせを終えると、演出家は急いで自宅に舞い戻る。
 昨日に引き続いて書き物仕事とにらめっこ。ああ、いと哀れ。ああ、8時からの打ち上げがもうすぐ始まる。なんでこんな運命なんだ。私、座長なんですけど。ああ、もうみんなビール飲んでる。私ァいったい誰を呪えばいいんだ。
 と、睨んでいるのは時計ばかりで、仕事は遅々として進まない。これじゃいかんいかんと、なんとか踏ん張り、午後9時半頃にようやく目途がつく。あー、しんど。

 それから急いで新宿へと向かい、ばたばたと打ち上げに合流。もう既にみんなわいわい盛り上がっていて、遅れてきた座長はテーブルの隅で一人寂しく、ぬるくなった刺身をつつく。

 午後11時頃に一次会終了。仕事もひと段落したというのに(実はほかの締め切りも抱えているが)、これで帰ってなるものかと、当然のごとく20人ほどで二次会に流れる。
 さぁ、ここからが打ち上げでしょ、とばかりに演出家はメタボ化は無視してヤケ食いのように食いまくる。
 そのうえ、「よっしゃ腹は満たした。あとは騒ごう」とばかりに我が年齢も顧みず若手らとカラオケの三次会へ突っ走る。
 いやぁ、客演のFさん、相変わらず上手いっす。意外なことに若手3バカの一人、Nもなかなかの美声で驚く。

 結局、すっかり朝まで打ち上げまくり、既に明るい外にへろへろになって出て、タクシーで我が家に戻る。

 打ち上げに向かう途中、森光子さんが亡くなったことを知る。ついに、というか、やはり、というか。それにしても今年は大俳優が次々に亡くなっていく。森さんのほどオールランドになんでも高水準でこなせる女優は今後、現れるのだろうか。
 わかっていることとはいえ、何事も終わりが告げられるのは、とてもさみしい。とても切ない。 『産まれた理由』も終わりました。
 ご来場いただいた皆様に、心から感謝を。

 ありがとうございました。
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『産まれた理由』、こんな舞台美術でした。
(写メ撮るの忘れました)
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2012年11月13日

観ている余裕すらない。 ――[971]生誕19,540日

 朝から会議で半蔵門へ。

 資料のちょっとした手違いで細かいやり取りに時間が掛かってしまい危うく長引きかけたが、予定の12時を少しオーバーした程度で無事に終了。

 半蔵門から隣の赤坂見附に移動。本日も『産まれた理由』は昼夜2回公演なので、そのままマチネを観る。
 さすがに芝居は落ち着いてきているものの、ここで気をゆるめてはならじと、マチネ後に執拗にダメ出しをして、演出家は夜公演を観ることなく早々に劇場を後にする。
 というのも、デッドラインの迫った書きもの仕事がまるで進んでおらず、芝居を観ている余裕すらない。早い話、追い込まれているので即、帰ってお仕事お仕事。ああ、情けない。

 それでも俳優たちには帰り際、「夜の公演はビデオ撮りがあるので、誰がどんなに素晴らしい演技をしたのか、ちゃんとチェックできますからね」と、しっかり脅しをかけておく。

 帰宅して、うんうん唸りながらパソコンに向かっていると、夜公演が終わった頃に演出助手のTから電話が入る。
 「……ビデオ、撮り直したほうがいいでしょうか?」
 なんと、脅しは逆効果。台詞が飛んでしどろもどろになった場面があったという。詳細を聞けば、どうやらエピソードの辻褄も合わなくなっているようなので、「劇場を延長してでも、その場面を撮り直せ」と指示する。

 あー、なんてこった。ビデオ撮りの日に限って、とんでもないミスが出る。イライラが高じて、ますます仕事は進まない。
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霧にけぶるスカイツリー。
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2012年11月12日

本番中でも授業。 ――[970]生誕19,539日

 本番中だというのに、劇場のある赤坂ではなく小手指へ。本番中だというのに、午前中からどんより頭でS高校へ。本番中だというのに(しつこい)、今日は授業。
 なので本日も昼夜2ステージだったのだが、マチネには当然ながら顔を出せず。
 「あのー、生徒みんなして劇場へ観劇に来てくれたほうが勉強になると思うんですけど。芝居って観るのも勉強ですよね?劇団としてもそのぶんチケットが売れて助かるんですけど」

 などとはもちろん言い出せるはずもなく、受験シーズンを目前にして今ひとつやる気のない女子高生軍団にやる気をチューチュー吸い取られながらも、ご老体演出家はせっせせっせと芝居の稽古に勤しむ。

 午後4時半に授業を終えて、バスと電車を乗り継いで都心に舞い戻ってみると、すでに開場時間近く。もはやできることは何もなく、演出家はただの一観客と化して芝居を観る。
 ドキュメンタリーシアターは短いエピソードの積み重ねなので芝居の流れの起伏が大崩れすることは少ないけれど、それだけに出来・不出来は俳優がどれだけ切実な思いを抱えて演じているかに拠るところが大きい。しかも会話よりも独り語りがメインなので、一人二人が頑張ったところでそれが全体に波及するのは難しい。

 『産まれた理由』は今日も上出来のシーンもあれば、今ひとつのところもあり、全体としては悪くはないものの熱量は今ひとつ。残り3ステージとなって中だるみなのか?

 大阪の橋本市長がイチャモンをつけて助成金を打ち切る・打ち切らないの騒ぎになっていた人形浄瑠璃文楽について、大阪市は来年度から「集客に応じて助成金額を増減する」方式を導入するとのこと。

 税金を投入するのだから効果を示せ。この理屈は理解できるとしても、効果を図るのが集客だけでいいのか。
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昼間からホームで工事とは緊急事態ではあるまいな。
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2012年11月11日

ただ飲みに行ってる。 ――[969]生誕19,538日

 本日はマチネのみ。昼12時に劇場入りして、部分稽古をさらりとこなし、本番を観て、チョチョイとダメ出しをして、はい、お疲れさん。
 いつものことではあるが、初日が開くとビュンビュンと時は過ぎゆく。今回の『産まれた理由』は本番が1週間しかない公演とはいえ、早くも残すところあと3日。

 日に日に演出家は劇場でやることがなくなっていくので、ただただ赤坂に飲みに行ってるような毎日になっている。

 終演後は観に来てくれた新聞記者のKさんを交え、中華料理店へ夕方5時前から10人ほどで雪崩れ込む。CASTもSTAFFもよほど本番の疲れ(憂さ?)が溜まっているのか、これでもかとみんなヤケ食いヤケ酒のように、よく食べよく飲む。

 勢いに乗ってみんなが紹興酒をぐいぐいとあおり始めた午後7時すぎになって、仕事の溜まっている演出家は今日も意を決して酒宴の席をあとにする。憂さを溜めつつ。

 WBC、ダルビッシュ選手に続き、岩隈選手も辞退だと。なんだか大リーグの日本人選手は軒並み辞退しそうな流れ。

 イチロー選手を中心にあんなに盛り上がった過去2回は何だったんだ。たぶん、結局は金の問題。裏ではきっと日米間でのえげつない駆け引きがあるんだろうな。
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路上でフリマ。(捨ててあるのかと思った)
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