2012年12月11日

久々にぎりぎりの攻防。 ――[999]生誕19,568日

 11時に事務所で制作のF女史ともども今後の打ち合わせ。その後、自宅に戻って書き物仕事に専念するも捗らず。捗らないのに時計を見れば、すいぶんと時間は過ぎていて、ああ、もう間に合わないと仕事を打ち切り、バタバタと衆議院議員選挙&都知事選挙の期日前投票へ。
 投票所となっている区役所までタッタッタッタッと走っていき、1分ほどで投票を済ませ、再びタッタッタッタッと走って帰宅。さらにバタバタとパッキングを開始。時間がないのであれもこれもと詰め込んだらデッカいキャリーケースはパンパン。

 それをガタガタガタガタ引きずって羽田へ向かう。

 最終便で山口宇部へ。久々にぎりぎりの攻防をやらかし、羽田に着いたのは出発20分前。団体チケットだったので制作F女史から「団体受付カウンターにチケットを預けておきます」とメールがあったのに、応対に出たネーチャンは要領を得ない。
 おいおい、間に合うのか。(悪いのはぎりぎり男です)
 なんとか話が通ったと思ったら、ネーチャンは「お客様、走りますのでついてきてください」と高らかに宣言すると、ヒール靴にもかかわらずビュンビュンと通路をタッタッタッタッと駆けてゆく。オッサンは再びガタガタガタガタ荷物を引きずりながら、タッタッタッタッとはついていけず、ぜーぜー息があがるのみ。

 搭乗口からバスに乗りこむと、果たして我が身ひとり。あららら、相当ご迷惑男になってますねと思ったら、来るわ来るわ、サラリーマンの3人組をはじめ、後から5人もぎりぎり男がやって来る。皆さん、時間は守りましょう。

 機内ではほとんど睡眠。
 山口宇部空港には主催の方々がなんと横断幕でお出迎え。……って、我が劇団のベテランOよ、なんでアンタが横断幕持ってるんだ?

 空港からはバスで移動し、ホテルにチェックイン。それから直ちに10人ほどで飲みに出る。いや飲むというより、これでもかと食いまくり、太鼓腹となってホテルに戻る。
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明日に備えて食いまくりました。
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2012年12月10日

オッサンの青春。 ――[998]生誕19,567日

 『死に顔ピース』実寸稽古、あっという間に最終日。
 今日も午前中から稽古開始、部分稽古のあと稽古場での最後の通しに臨んでダメ出ししたら、ハイ、あとは劇場で。

 今回、俳優が数人代わっているのでアンサンブルの稽古に時間をもっともっと割きたいところだったが、なんとかなるさと根拠はないが強気で臨むことにする。

 午後6時には稽古場撤収・積み込み開始。まだまだ仕事の終わらない演出家はひと足先に錦糸町を出て我が家へ戻る。

 稽古→書き物仕事→稽古→書き物仕事。この果てしない蟻地獄のようなループはいつまで続くのか。フツーのオッサンの青春は我が身にはないのか。(そもそも「オッサンの青春」が何を指すのかわからない)

 小沢昭一さんが亡くなった。83歳。前立腺癌。ほんとに今年は偉大な人が次々にこの世を旅立っていく。小沢さんの舞台での飄々とした演技、すっかり耳になじんでいるラジオからの声。ほんとにマルチな才能あふれる人だった。
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今夜もきらめくスカイツリー。(昨夜とは色違い)

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2012年12月09日

おめでとう、高橋選手。 ――[997]生誕19,566日

 今回の『死に顔ピース』の実寸稽古はわずかに3日間しかないので、今日は午前中から稽古スタート。なんとか夜には無理やり通し稽古にまで辿り着く。

 初演とは劇場サイズが全然違うため、随所で演出を変えざるを得なかったのだが、難しいだろうなと半分諦めていた「劇中でパネルを動かす演出」もなんとかクリア。追い込まれると人間、なんとかなるもんですな。

 今日は一日中、錦糸町の稽古場。ちょいと足を伸ばせばスカイツリーはすぐ近くなのに、もちろん遊びに行ってる暇も余裕もなく、ただただ休憩時間にコンビニに行く道すがら見上げるのみ。「高みを見上げるだけ」、それが我が人生か。

 高橋大輔選手、7回目の出場でGPファイナル初優勝。女子の浅田真央選手も4年ぶりに優勝。めでたい。
 とはいえ、浅田選手には一時期の目を見張るような輝きはなく、トリプルアクセルも封印、なんだか恐る恐る滑っている感がありありで、見ていて楽しくはない。
 一方、高橋選手は滑るごとにこの人ならではの世界観を創り出していて引き込まれるものの、今回のフリーではジャンプのミスが目立ち、辛うじて逃げ切っての初タイトル。
 まぁ、個人的には成績云々よりも高橋選手の「これぞフィギュアスケート芸術の到達点」という鳥肌ものの演技が見たくて見ているのであるが、やはり日本人男子初の優勝はめでたい。

 おめでとう。そして活力をありがとう。
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夜のスカイツリー。
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2012年12月08日

ダメな部分も鮮明に。 ――[996]生誕19,565日

 今日も午後2時からマンスリープロジェクトの演劇講座。今日は昨日にも増して会場は満員。ありがたくも恐縮しきり。
 それで無駄に張り切り、Gさんも我が身も昨日より詳しく、丁寧にしゃべるものだから、予定の2時間を今日は20分以上もオーバー。何事も詰め込みすぎはよくない。猛省。

 ご来場の皆様、つたない話を長々とすみません。

 午後5時前に新国立劇場をあとにして急いで錦糸町へ。駅まで劇団メンバーの天敵Oに迎えに来てもらい稽古場に着くと、おお!すでにセットが組み上がっている。
 演出家待ちの状態になっていたので、休む暇なく直ちに稽古に突入。場当たりのごとく、冒頭から順次、進めていく。
 セットが実寸で組まれると、いろんなことがはっきりと見えてきて、やはり芝居は頭の中のシミュレーションだけではクオリティは上がらないと痛感。もちろんダメな部分もより鮮明にわかるので、そのぶん若手には自信を持って毒を浴びせる。

 退出時間の午後10時ぎりぎりまで稽古。劇団のハイエースに乗ってヘロヘロの状態で帰路に就く。

 フィギュアスケートのグランプリ・ファイナル、SPで高橋大輔選手はほぼ完璧な滑りで首位。まるで音楽に愛されているかのような芸術的な滑りを堪能、明日への活力をもらう。

 よし、このエネルギーで明日も毒を吐き続けるぞ。
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青空スカイツリー。
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2012年12月07日

もう満足しました? ――[995]生誕19,564日

 睡眠3時間で起き出し、朝から会議で西新宿へ。今年最後の常務理事会。だからというわけではなかろうが、全員出席。次の理事会に向けて細かいことをいくつも確認。会議とはルールを決めることなのだとつくづく思う。

 午後7時からは初台、新国立劇場でマンスリープロジェクトの演劇講座。夕方にあった地震でキャンセルが相当出たらしいが、それでも会場の情報センターはほぼ埋まっている。

 評論家のGさんともども紹介されて、しゃべり始めてほどなく最前列に元劇団員(一跡二跳)のTの姿を発見。しかも隣にはTの義父にあたるAさんの姿も。あまりに予想外なことに、あれれ?と何度も顔を確かめる。休憩時間に「なんで来てんの?」と不躾な質問をTにぶつけると、「いや、話を聴きに来たんです」と至極ごもっともな返事。なんでもAさんのほうが誘ったらしい。Aさんがなぜ来たのかは未だに謎であるが……。

 Gさんとの講座は、しゃべり出したらなかなか止まらないGさんに我が身が「もう満足しました?次行っていいですか?」と突っ込んでは先へ進むという漫才のような展開で、果たして学びのための講座になっていたのか甚だ怪しい。お客様に「満足しました?」とは怖くてとても聞けない。
 講座はきっちり2時間、午後9時に終了。

 その後、Gさんと新宿方面に流れて食事に行く。講座でGさんが話したロンドンの最新の演劇について、さらに詳しくあれこれ聞いていると、俄然むらむらとロンドンに行きたくなる。

 今日の気になるニュース。

 年間自殺者が15年ぶりに年間3万人を下回る見通し。今年1月から11月の自殺者は、2万5754人。12月の1カ月だけで4346人以上ってことはないだろうから(たぶん)、ホントに15年ぶりに大台を切りそうだ。内閣府は2006年に成立した「自殺対策基本法」以降の取り組みが効果を上げたと分析しているようだが、まだまだ自殺者はとんでもなく多い。まだまだ異常。それだけこの国はまだまだ弱者に優しくない。
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マンスリープロジェクトのフライヤー。
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2012年12月06日

風邪菌も飛んでいけ。 ――[994]生誕19,563日

 長引きまくった「風邪→蓄膿症」がどうにか収束の兆し。残るは喉。未だにゲホゲホと咳は出るし、声もガラガラ声。あくまで兆しなので、老いの身にはまだまだ安心できない。

 日中、せっせと編集仕事。その間にも次から次に違う仕事の催促がいじめか?と思うほどに入ってきて、ドS演出家もドMのように翻弄されるばかりで、ちっとも仕事に本腰が入らない。
 夕方から『死に顔ピース』の稽古。今日は『みんな豚になる』に出演したイケメンKが稽古場見学に来たせいか、いつになくみんな張り切ってるような。単に昨日のOFFで少しは疲れがとれたというだけなのかもしれないが。

 それでも出来はまだまだで、演出家はいじめか?とばかりに若手に毒を吐く。ついでにまだ我が体内に残っているであろう風邪菌も飛んでいけとばかりに。

 11時前に帰宅し、明日の演劇講座に向けてせっせと予習。それに加えて編集仕事。おまけに来年夏の戯曲の校正。あれもこれもとやることばかりで、一つしかない我が頭と体はただただ右往左往と途方に暮れるばかり。
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すっかり黄色くなりました。
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2012年12月05日

チクナイン、効いた。 ――[993]生誕19,562日

 蓄膿症の漢方薬「チクナイン」は見事、効いた。

 ひとまず薬で症状を軽くしておいて早々に耳鼻咽喉科に行かねばなるまいと思っていたのだが、もうすっかり顔面に痛みなし。左目の下を指でグリグリ押さえても、あら不思議、まったく平気。やったな。老いてもなお薬はまだまだ効くぞ、我が体。

 夜は劇団の制作会議。『死に顔ピース』が早くも追い込み態勢。次回本公演の『奇妙旅行』も制作進行がぎりぎりのスケジュール。かくして、いつものごとく後手後手の芝居づくり。「シバイデキール」なんて漢方薬はどこかに売っていないのか。

 中村勘三郎さんが亡くなった。まさか、まさかの57歳。「急性呼吸窮迫症候群」って何?体調が悪いのはニュースで知ってはいたが、あの若さで亡くなるなんて……。

 間違いなく歌舞伎界・演劇界には大打撃。あれほどアグレッシブに歌舞伎を「祭りあげられた伝統芸能の座」から引きずり下ろそうとした人はいなかった。まだまだやりたいことが山とあっただろうに、無念さが他人事とは思えない。
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寒い! 歌舞伎界も冬の時代を迎えなければいいのだが。
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2012年12月04日

恐ろしいことに。 ――[992]生誕19,561日

 朝から会議で西新宿。

 恐ろしいことに、本来なら既に発行されているはずの機関誌の進行が遅れに遅れていて、編集長は肩身が狭い。このぶんでは年内発行も危ぶまれるが、今日の編集会議では次号の企画についてのみじっくりと話し合う。何事も前だけを見続けることが大事と我が身に言い聞かせながら。(ごまかしながら)

 その後、評論家のGさんと一緒にランチを取りながら打ち合わせ。というのも、恐ろしいことに今週末にGさんともども演劇講座の講師を務めることに相なっている。テーマは「世界の演劇の今−イギリス編−」。

 イギリス? マジっすか? ここんとこすっかりご無沙汰ですけど、いいんすか?

 昼間からビーフシチューをたらふく詰め込み、今度は事務所に移動して制作のF女史ともども経理の打ち合わせ。

 ほんとに恐ろしいことに、芝居はやればやるほど赤字が嵩む。抜け出せない、負のスパイラル。近いうちにはホームレスも覚悟しなければいけないのか。

 夕方から『死に顔ピース』の稽古。

 はた、と気づけば、今日が終わって稽古日数はあと4日しかない。恐ろしい……。
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家ごと絡め取りたいのか。
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2012年12月03日

死人のように。 ――[991]生誕19,560日

 いい年をして、まさかの完全徹夜。夜通しパソコンに向かい、ここが勝負どころとばかりに書き物仕事に精を出す。
 おかげで朝から疲労困憊、すでにボロ雑巾のようになった体を引きずって、遠路はるばる小手指へ。
 S高校、今年最後の授業。
 稽古場に入ると、先週、「肺炎で長期休暇に入る」と言われていたNの姿が……。「え、もう大丈夫なの?」「はい」「で、今度の1月の発表公演、出るの?」「出たいです」
 今回の芝居はリーディングで、ト書きも台詞も14人の生徒で代わる代わる演じるのだが、長期休暇と聞いてNの台詞もト書きもすべてほかの生徒に振ったばかり。先週はその割り振りだけで相当時間を費やしたのに……マジで出たいの?

 「もういいじゃん、出なくて」と一応、毒づいてはみたものの、さすがにそういうわけにもいかず、結局先週変更した流れを元に戻し、またそれだけで今日はかなりの時間をとられてしまう。

 おまけに小康状態をキープしていた蓄膿症が、このNの復帰事件で一気に脱力感に襲われて気が抜けたのか、演出をしているそばからみるみる具合が悪くなる。
 か、か、顔が痛い……。
 なんとか授業を終えると、死人のようになって電車を乗り継ぎ新宿へ。これは間違いなく悪化していると確信し、たまらず新宿の薬局で漢方の薬を購入。

 「気をつけてくださいね、日本人は詰まりやすい骨格をしてますからね」と、薬局のオジサンに言われたが、既に痛みを伴っている患者には何の気休めにもならない。

 そのまま西新宿まで移動して『死に顔ピース』の稽古。ここでもズンズン顔面に響く痛みに抗いながら、拷問の時間のように演出に取り組む。痛みを少しでも忘れるために、若手に思う存分、毒を吐きつつ。
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漢方「チクナイン」(たぶん、「蓄膿ナイ」って意味だろうなあ)。頼む。効いてくれ。
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2012年12月02日

辛いわ、こんな人生。 ――[990]生誕19,559日

 『死に顔ピース』の稽古は停滞状態。段取りの多い前半部分からなかなか抜け出せない。

 蓄膿症は小康状態。とりたてて悪化は免れているが、痛みが治まったわけでもない。まだなんとか我慢できる程度ではあるが、顔を下に向けると、痛みはズズンと2倍にも3倍にもなる。間違いなく膿が溜まっている。

 とはいえ、抜き差しならぬほど書き物仕事が溜まっているのも事実で、稽古が……蓄膿症が……が泣き言をほざいている場合でもない。なんとか痛みを騙し騙し、いざ仕事仕事。

 ああ、辛いわ、こんな人生。
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この画面に向かう日々から逃れたい。
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2012年12月01日

蓄膿症になっている。 ――[989]生誕19,558日

 師走。呼び名の通り、一気に駆け抜けたいところだが、なんだかんだと雑用ばかりに追われ、ただイタズラに忙しいだけで、何一つモノになっていない現状をどう捉えればいいのか。
 いやいや、ネガティブはいかん。過ぎた時間はすべて有意義。そう思ってこそ明日の活力も湧くというもの。

 と頭では思うが、愚痴を垂れ、誰かを毒づき、すべて何かのせいにして育ってきた男の人格はそうそうには変わらない。

 信じがたいことに鎮静化の兆しを見せていた風邪が三たび、悪化。鼻水がまたまたズルズルと垂れまくり、ズンズンと頭が痛い。いや待て、痛いのは頭ではなく、顔ではないのか?ということはまさか、これは鼻水ズルズルから蓄膿症になっているのではないか?
 そう思い至って恐る恐る、左の目の下(ほお骨の上のあたり)を指で押してみると、ずん、と痛みが走る。
 ピンポーン、正解です。答えは蓄膿症です。
 ……愕然。
 もう10年くらい前だろうか、一時期、「風邪をひく→鼻水垂れまくる→蓄膿症になる→しばらく耳鼻咽喉科に通う」という最悪パターンをよく辿っていたいたのだが、久々に復活。
 悪夢だ。

 ……って、明日は日曜、でもって月曜は授業。耳鼻咽喉科に行けるの火曜日じゃん。

 思考力が落ちているのは蓄膿症のせい。芝居の稽古が進まないのも蓄膿症のせい。我が人生がうまくいかないのも蓄膿症のせい。「何かのせい」にできるものが見つかると、途端に生き生きとします、この男。やっぱり性格は変わりません。

 (だからといって痛みも変わらないが)
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ここが蓄膿症。
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