2012年12月03日

死人のように。 ――[991]生誕19,560日

 いい年をして、まさかの完全徹夜。夜通しパソコンに向かい、ここが勝負どころとばかりに書き物仕事に精を出す。
 おかげで朝から疲労困憊、すでにボロ雑巾のようになった体を引きずって、遠路はるばる小手指へ。
 S高校、今年最後の授業。
 稽古場に入ると、先週、「肺炎で長期休暇に入る」と言われていたNの姿が……。「え、もう大丈夫なの?」「はい」「で、今度の1月の発表公演、出るの?」「出たいです」
 今回の芝居はリーディングで、ト書きも台詞も14人の生徒で代わる代わる演じるのだが、長期休暇と聞いてNの台詞もト書きもすべてほかの生徒に振ったばかり。先週はその割り振りだけで相当時間を費やしたのに……マジで出たいの?

 「もういいじゃん、出なくて」と一応、毒づいてはみたものの、さすがにそういうわけにもいかず、結局先週変更した流れを元に戻し、またそれだけで今日はかなりの時間をとられてしまう。

 おまけに小康状態をキープしていた蓄膿症が、このNの復帰事件で一気に脱力感に襲われて気が抜けたのか、演出をしているそばからみるみる具合が悪くなる。
 か、か、顔が痛い……。
 なんとか授業を終えると、死人のようになって電車を乗り継ぎ新宿へ。これは間違いなく悪化していると確信し、たまらず新宿の薬局で漢方の薬を購入。

 「気をつけてくださいね、日本人は詰まりやすい骨格をしてますからね」と、薬局のオジサンに言われたが、既に痛みを伴っている患者には何の気休めにもならない。

 そのまま西新宿まで移動して『死に顔ピース』の稽古。ここでもズンズン顔面に響く痛みに抗いながら、拷問の時間のように演出に取り組む。痛みを少しでも忘れるために、若手に思う存分、毒を吐きつつ。
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漢方「チクナイン」(たぶん、「蓄膿ナイ」って意味だろうなあ)。頼む。効いてくれ。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(2) | 日記