2012年12月22日

「線の時間」が見えない。 ――[1010]生誕19,579日

 世田谷パブリックシアター『ハーベスト』を観る。「養豚業を営む家族の100年の物語」という触れ込みに興味をそそられ(その上、初演をロンドンで観た評論家のGさんが絶賛していたことも後押しして)観にでかけたのだが、期待が大きすぎたのか今ひとつの印象。

 戯曲は、最初の場面と最後の場面では確かに100年ほどが経過しているのだが、その間の「点の時間」をいくつか切り取ってみせるだけで、「線の時間」が見えてこない。たぶん、それが不満の最大の要因。

 その開演前、劇場近くの喫煙場所でネオシーダーを吸っていたら、前を通りかかった小学生3人組にお巡りさんが「君たち、仲直りした?」と声を掛けてきた。4、5年生と見える小学生3人は立ち止まって、いずれも困ったようなどぎまぎした顔をしていたが、仲良し3人組にしか見えず、この中の誰かと誰かが直前まで喧嘩していた、あるいは誰かがいじめられていた、というふうにはまるで見えない。まだ30歳そこそこと思われるお巡りさんは子どもたちを少し離れた場所に連れて行き、さらに詳しく話を聞き始めた。開演時間が迫り、我が身はそこで離れたのだが、妙に気になった今日のひとコマ。

 若きお巡りさんはいったい何を目撃したのだろう。仲良し3人組に見える小学生たちはほんとはどういう関係なのだろう。

 全日本フィギュア男子。高橋大輔選手はフリーでまたも震えるような素晴らしい演技を見せながら、SPでの約10点近い差を詰められず2位に終わる。
 SPで参考記録ながら世界最高得点を叩きだした羽生弦選手は確かに技術は素晴らしいが、観ていて感動はない。

 技術点は今回、ミスした高橋選手より羽生選手のほうが上というのはわかるが、演技構成点は高橋選手より相当に大きな差があるように思うのだが、やはりこれは贔屓目なのか?
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うねるような枯れ葉の波。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(2) | 日記