2013年01月15日

心が折れそうになる。 ――[1034]生誕19,603日

 青空は戻ったが、昨日降り積もった豪雪が固まってアイスリンクとなった路上を用心しながら歩く一日。これはこれで膝の悪いオッサンには命取り。油断大敵で全神経を足もとに集中し、歩くだけでどんどん生命力が奪われていく。たかだか積雪8センチで豪雪などとほざいてはホンマもんの豪雪地帯の人々に申し訳ないと思いつつ。

 『奇妙旅行』は立ち稽古初日だというのに、緊張しまくっているのか、若手俳優Nのあまりのバカっぷりに、鬼の演出家も初日にして早くも心が折れそうになる。いやはや、こりゃ先が思いやられる。そうか、そんなにバカならこちらも遠慮なく毒を、しかも猛毒を浴びせまくるぞ、と固く心に誓う。

 大島渚監督が亡くなった。80歳。肺炎。『絞死刑』を観たときの衝撃が今なお忘れられない。映画ってこんなこともできるんだ、と目を見開かせてくれた我が記念碑的作品の一つ。続く『愛の亡霊』『戦場のメリークリスマス』『御法度』……。どれもが誰にも真似できない「美学」に貫かれていた。『御法度』の次にどこに向かうのか首を長くして待っていただけに、もうそれが二度と叶わないと思うとこの上なく寂しい。
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一夜明けても都心では珍しい光景。
自転車の籠にも雪がてんこ盛り。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記