2013年01月21日

おじいちゃん。 ――[1040]生誕19,609日

 今年に入って最初の、そして今年度最後のS高校での授業。後期のシーンスタディの成果発表。12時40分からの授業開始で、発表は2時40分から。この間のわずか2時間でなんとかゲネプロをやり遂げて発表の本番に臨まなければ。
 そうオノレに言い聞かせて学校に来てみれば、演劇専攻14名のうち2名がインフルエンザで欠席……。マジですか。セリフは14人全員に割り振っていたので、慌てて欠席2名のセリフを改めて振り直すが、それだけで相当に時間を取られる。
 結局、全6場のうちリハーサルができたのは3場まで。
 うわ、大丈夫なのか。と、今さらジタバタしても仕方なし。「あとはぶっつけ本番で」と12名の女子高生軍団に高らかに宣告。「ええ〜っ」と軍団は声を荒げるものの、始まってみればなんのその、自主練習をそれなりに積んでいたようで意外や意外、ほぼ問題なくスムーズに最後までやり遂げる。
 偉い。君ら、大人になったな。チームワークもよくなったし。
 女子高生にも容赦のなかったドS演出家は、すっかり孫たちを見つめるおじいちゃんになっている。
 終演後は感想を言ってもらったりして、4時半すぎに終了。
 おじいちゃんは君らと2年間過ごせて楽しかったよ。んじゃ、お疲れ様。と帰ろうとしていたら、女子高生軍団が詰め寄ってきて、「今日のダメ出しをお願いします」。
 いやいや、立派立派、君らに言うことなんて何もない、未来に向かって思う存分羽ばたいてくれ。と、それくらい言っときゃいいものを、おじいちゃんはすかさず本性をあらわにして、一人一人に「おまえはここがダメ。ここもダメ」と各自の弱点を具体的に挙げつらってバッサバッサと無情に斬りまくる。

 それであっという間に1時間ほどが過ぎてしまい、わ、劇団の稽古に大幅遅刻と思いながらバタバタと学校を後にする。

 『奇妙旅行』は本日、ひたすらムーブメントの稽古。我が劇団のベテランOにも助っ人で来てもらい、何度も何度も同じ動きを繰り返す。その執拗な繰り返しに、数名のおじちゃん・おばちゃんグループは「足がつる……腰が痛い……」と次第に断末魔の声をあげる。助っ人のはずのOも断末魔の声をあげる。(おいおい)

 今日はキャスト全員が揃っていたこともあり、体を痛めつけた稽古の後は「さぁ、飲むか」と、みんな居酒屋へと流れたが、書き物仕事の溜まっている演出家だけは一人空しく帰路に就く。
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帰り際、「2年間ありがとうございました」と女子高生軍団から、予想だにしていなかったプレゼントを渡される。
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中身はコレ。やっぱり、おじいちゃんでした……。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記