2013年02月02日

刺し殺さねば。 ――[1052]生誕19,621日

 午後から『奇妙旅行』で使用する映像の撮影。カメラマンのGさん・音声のNさんとは現地の府中で待ち合わせ。
 ところが劇団の車を駐車場に車を取りに行った本日ドライバー役の若手Oから連絡が入る。
 「駐車場にハイエースがありません……」
 なぬ? ないってどういうことだ? 「ベテランOさんの自転車があるので、乗って行ってるんじゃないかと……」
 なんだとおっ? 無断で乗り回してるのか、あの野郎。
 たちまち怒り心頭に達してベテランOに電話するもコール音もなく留守電になる。こりゃきっと、家族サービスだ。家族連れで勝手に劇団の車でどこか行ってるんだ。そう勝手に予測した演出家はベテランOの息子にまで電話を入れるが、こちらも留守電。バカ野郎ーっ。バカ親子ーっ。

 仕方がないので、Gさんに待ち合わせ場所を変更してもらい、演出助手のTともども電車で北府中へ。
 その後、合流してせっせと撮影を始め、ようやくロケの終わりが見えた頃にベテランOから電話が入る。
 「で、アンタ今、どこにいるの?」「豊島園……」
 なんだとおっ? 演出家は怒りを通り越して呆れ果て、小奴は必ずや刺し殺さねばならぬと固く心に誓う。
 
 その後、Gさんの車に便乗して府中から西新宿へ。今度は稽古場内での撮影。わざわざ照明デザイナーのIさんにも来てもらって、雰囲気のある照明をつくってもらう。
 その頃になって、ベテランOが劇団事務所からの荷物を積んでハイエースで登場。「すみませんね……」とへらへら詫びるOに演出家も苦笑いで応じる。いいって、いいって。もう済んだことだし、いずれアンタを刺せばそれで気が済むんだから。演出家は改めて決意を心に刻み込む。
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自転車に乗るおじさん。(昨年夏撮影)
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記