2013年03月09日

好々爺の顔になる。――[1087]生誕19,656日

 一日2ステージの日は瞬く間に駆け抜けて日が終わる。
 「あと3回」「あと2回」とカウントダウンは進み、気がつけば明日の千秋楽を残すのみ。いったん幕が開いてしまうと、ホントにあっという間。すべては一瞬の夢のごとし。

 今日のマチネに知り合いのマネージャーKが「紹介したい」と言って若き俳優A君(22歳)を連れてくる。元海上自衛隊という異色の経歴の持ち主で、なんと身長188cm。この高身長演出家が見上げて話せねばならぬとは……。おまけに小顔のイケメンなので、まだA君のことを何も知らないのにオッサン演出家はフツフツとドS魂に火がつく思いに駆られる。
 マチネ後に改めて場所を変え、我が劇団のF女史ともどもマネージャーKとA君に会い、いろいろと話を聞き、「それじゃ観に来てくれてありがとう」と言って別れ、演出家は劇場に戻り、俳優陣を集めて簡単なダメ出し後にムーブメントのおさらいをしていると、再びA君がマネージャーKに伴われてやってくる。
 「すみません、どうしてももう一回観たいので戻ってきました」。おお、その根性や良し。さっきまでドS魂に火のついていた演出家は途端に好々爺の顔になる。

 2回の公演を終えて、今夜は広島から観に来てくれたプロデューサーOさん、女優Nさん(朋友)、常連のありがたいお客さんK君らと飲みに出る。しかし芝居の話もそこそこに、OさんとNさんはこの夏のワークショップの打ち合わせに余念がない。営業かよ。(Oさんは観劇後、目を真っ赤に泣きはらして出てきたというのに)

 さあ、ラストワン! みんな泣け。唸れ。胸、張り裂けろ。

2013-03-09.JPG

『奇妙旅行』の台詞で出てくるカラオケボックス「おんちっち」。

posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記