雑文仕事ではなく創作執筆に入ればたちどころに煮詰まってしまうのは目に見えている。今のうちにできるだけインプットしておかなければ。
モノクロの無声映画で話題を集めたが、今のこの時代になぜ?という感は否めない。良くできているが、作品賞にしては小粒。アカデミー選考委員がどこか懐古趣味に陥っているのか?主人公が次第に時代から取り残され、周りからも自らも「声を失う」くだりがもっと破天荒に広がれば深みが増したのではないかと思うのだが。
無声映画にして「声」を想像させる趣向は確かに面白いが、あまりに恋愛映画の要素が全面に出過ぎて、その趣向の面白さが今ひとつに思えるのは狙いなのだろうか?