2010年06月21日

老い日記[95]――生誕18,663日/禁煙48日目

 
 朝から原稿に追われる。
 午後は雑誌の編集方針、次回公演の美術&特殊小道具、次々回公演の制作進行、と打ち合わせの3本合わせ技を一気にこなす。(実りがあったかどうかは別にして)

 夕方、1週間ぶりの歯科医院。現れたのは男先生で、「今日は右側前歯をクリーニングしますね」と内緒話のように言い、いたわるように麻酔を打つ。あ、やっぱり男先生のほうが痛くないぞと内心ほくそ笑む。「じゃ麻酔が効くまで少しお待ちください」と男先生が離れ、ほどなくして「どうです、痺れてる感じはありますか?」と現れたのは女先生。
 え〜、まさかの選手交代? 引っ掛け? 動揺する我が心とは裏腹に、「じゃ始めますね」と、女先生は直ちにガキゴギガッガと力強く歯石を削ぎ落としていく。
 「はい、じゃ濯いでください」と言われ水を口に運ぶと、早くも紙コップに血が……。「血、結構出てますか?」と聞くと、「もう、ほとんど止まってますよ」とガーゼのようなものを歯にぐっぐっと押し当ててくる。それがまた強くて痛い。女先生、いったい私の何が気にくわないんでしょうか?

 夜は稽古を自主稽古にして、わがまま演出家は東京芸術劇場に『ザ・キャラクター』を観にいく。
 これ、ネタバレですが、舞台を観ながら村上春樹の『1Q84』がずっと頭に浮かんでいた。始まってほどなくして、まったく同じ題材だと気づいて驚き、終盤に向かってもなお「事件の表層をなぞった描写」だけが延々と続いて、さらに驚く。
 カーテンコール、出演俳優も観客も達成感はなく、戸惑いだけが残っていたように感じたのは気のせいか。

荻窪駅ホーム.jpg
荻窪駅中央線ホームの端っこ、線路を挟んだ向かい側に鏡が張ってある。目的は飛び込み防止。生気のないオノレの姿をよーく映して見てみなさい、ってことらしい。。で、映してみました。
posted by 老い日記 at 23:38| Comment(0) | 日記
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