2010年04月23日

老い日記[36]――生誕18,592日

午前中、散髪に出かける。
 老いの身に「理容店」はつくづく残酷な場所である。――え? 目の前の鏡に映る、この疲れ切った老人は誰? わ! 髪の分け目の地肌、5センチ幅でそり込みが入ってないか?
あれれ、頭頂部ってもう、髪ないじゃん……。
 日頃なんとなく遠ざけていた現実を嫌でも直視しなければならず、拷問のような時間が延々と続く。
 おまけに鬢の辺りの白髪はまずます目立つようになっており、白髪隠しに「髪を鬢の部分だけ染めてください」とお願いすると、染め液をたっぷり塗り込められたあと、時間短縮のためなのだろうが、サランラップで頭をぐるぐる巻きにされる。その絵ヅラがまた、いたたまれない。哀れ、この上ない。
 いつからだろう? カットが終わって洗髪の後、こちらが何ひとつ言ってないのに、育毛剤をシャッシャッと頭頂部周辺に振りかけられ、無言で頭皮マッサージをされるようになったのは。
 「あの、そんなことしなくていいです」と言えない我が身も悲しい。マッサージの後、簡単にではあるが肩を揉んでくれる僅かな時間を楽しみにしている自分も悲しい。

 閑話休題。
 昨日から駅の改札を通るたびに「PASMO」の調子が悪いなぁと思っていたのだが、やはり予感的中、ついに今日まったく反応しなくなった。駅の事務室に持っていくと、「中のICが壊れてますね、再発行手続きをしてください」。
 えー、また? いい加減に勘弁してくれよ。
 実は、「PASMO」が壊れて使えなくなったのは、これで5枚目(「Suica」2枚も含む)。なんでこんなにダメになるのか?
 去年の夏にも使えなくなって、当時、一緒に芝居をしていたメンバーにその話をしたところ、みんな相当に驚いて、「今まで壊れたことなんて1回もないですよ」と全員が言う。こっちは、かなりの頻度で壊れるもの、と思っていたのでその返答にしこたま驚いた。え? じゃなんで俺のだけそんなに壊れるの?
 思わず発した疑問に、俳優のTさん(劇団3○○)「古城さんの体から電磁波が出てるんですよ、悪い電磁波が。絶対そうですよ」と真顔で言う。
 それまで、「PASMO」は裸のまま携帯電話と一緒にポケットに入れておいたのだが、それがいけないんじゃないかと思い、その後、携帯電話は左ポケット、「PASMO」は右ポケット、と別々に入れるようにして、それでしばらくは何事もなく大丈夫だったので、ああ、やっぱり携帯電話のせいだったんだ、と自分では既に結論づけていたところに、今回の故障である。
 悪い電磁波ってねぇ、あなた、そんなアホな……と一笑に付していたのだが、もはや原因となるような理由が思い当たらない。となると、ホントに出ているのか、悪い電磁波。なんだ、悪い電磁波って。そんなに我が体は毒されているのか?
 誰か原因を究明してくださる方、いないでしょうか?

電磁波……?.JPG
電磁波???
posted by 老い日記 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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