2011年10月30日

福島・いわきへ。――[591]生誕19,160

 ほぼ完全徹夜で、まだ夜が明けきらぬ頃に家を出る。上野発7:00の「スーパーひたち」に乗らねばならず、我が身にすれば余裕を持って出たつもりが、朝早いってことは電車の本数がまだまだ少ないってことを計算に入れておらず、新宿に着いた時点で待ち時間が相当長く、これはいかん、間に合わないかもしれぬと途端に焦り始める。スマホで調べてみると、どんなに早くても上野に着くのは6:58としか出てこない。これはいかん、2分で山手線からスーパーひたち(常磐線)に乗り換えるのはほぼ不可能。ああ、これはアウトだ。じりじりとした時間を過ごしながら奇跡、いや何かの間違いが起こるかもしれぬと神田で山手線に乗り換え、上野駅に着いてみると6:58。なんて時刻に正確なんだ、我がニッポン。少しはイギリスのいい加減さを見習いなさいと理不尽にボヤきつつ、ダメ元でエスカレーターを駆け下り、そのままダッシュ。上野駅構内をひた走る。ああ、そうか、日頃のランニングはこのためにあったのねと思いつつ横を見れば、同じようにダッシュしながら同じ方向に若いサラリーマンが2人ほど駆けてゆく。ここは負けてはならじとオッサン魂(どんなんじゃ?)で息を切らしながらもスパートを掛けると、おお、なんと、間に合ったではないか。車両に飛び乗り、指定の席に座った途端にスーパーひたちは発車。奇跡、成る!
 
 今日から高校演劇、福島県いわき地区大会の審査員。審査の相棒は広島「DOCS」で今夏に上演した『俺たちの甲子園』の作者・Iさん。久しぶりの再会で、思わず握手。
 本日は3本、観劇。早くも東日本震災、福島原発を題材にした芝居が登場し、その取り組む姿勢に感心。さすが対岸の火事のごとく、のほほんと「がんばろう日本」とスローガンばかりを掲げる人々とは違う。切実さが如実に伝わってくる。そういえば会場の「いわきアリオス」も震災後、長いこと避難所等の役割を担っていて、この大会が初めてのホール使用だそうな。
 
 夜は懇親会で地元の顧問の先生方と飲む。なんでも福島原発の作業従事者が数多く泊まっているので、いわきの飲み屋は繁盛しているという。放射線を危惧して他市他県に転出した住民は相当な数に上るそうだが、それにも増して作業員が流入しているので人口はむしろ増えているという奇妙なことになっているそうだ。車の交通量も多い。
 震災から約7カ月半。まだまだ「3・11」以前には戻れない。
講師控え室.JPG
講師控え室。ゆっくりしている暇はほとんどない。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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