2011年08月14日

満身創痍の広島。――[514]生誕19,0689

 朝から夜まで「DOCS」で戯曲講座と芝居の稽古、そのほとほと疲れ切った心と体を休める時間もなく、睡眠不足が連日続く、満身創痍の広島。我が身の非力が原因とはいえ、ああ、1日でいいから丸々休みが欲しいと願うのは贅沢なのか。
 今日も10時から戯曲講座。昨日に輪をかけ、「ここが変」「ここもおかしい」「さっぱり意味がわからない」と、若い劇作家の芽を片っ端から摘み取っていく。あまりの毒のヒートアップに、気がつけば時間はとっくに30分もオーバーしている。
 その後、ささやかな休憩を挟んで直ちにウォーミングアップ開始。さぁ、今日も忍耐強く立ち稽古に臨まなければとオノレにカツを入れたのに、「あの舞台の台組みはいつしますか?」と担当者から声がかかる。そうでした、この耄碌演出家、「わかりました、明日はまず舞台の台組みをしてから稽古に入りましょう」と昨日言ったのをすっかり忘れている。
 ということでアップ終了後、「じゃあ今から先に台組みをするから」と、さも予定していたかのように指令を出し、全員で本番で使う小劇場で早くも台組み。その台組みもよせばいいのに、「舞台を床高くして張り出し、さらにその上に一段高い長方形舞台を斜めに振って乗せる」という凝った舞台にしたため、仕込みはたっぷり夕方までかかる。
 おかげで今日の立ち稽古スタートは夕食休憩後。稽古4日目にしてようやくラストシーンに手をつけるが、主役のM(19歳)はビビっているのかセリフがなかなか出ず、苛立つ演出家がさらに毒を吐きつつ追い込むため、主役はさらにちぢこまる。
 最後に無理やり頭から通してやって、9時前に終了。
 
 人には偉そうに難癖をつけまくる演出家は、稽古が終わると棚上げしている自分の仕事がさっぱり進んでいないため、夢から覚めたように現実に引き戻されて今日もホテルに直帰。そこで日ごろのオノレを反省し、心を入れ替えて「よっしゃあ頑張るで」と発奮すればいいものを、部屋に籠もった途端に「ああ、今日も疲れた。こんなにくたびれた体と頭じゃ仕事にならんわ」と、早くも作家のやる気はくじけそうになっている。
金網公園.JPG
四方を金網に囲まれた公園。どこか刑務所の空気が漂う。遊んでいる人を見たことは、まだない。我が現在の心象風景のよう。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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