2012年05月22日

癌、再発か?――[796]生誕19,365日

 早起きして小雨降る寒空の下、一路、G病院へ。
 胃癌の手術から、はや2年。それでも半年に一度の術後検査は続き、今日は採血、CT、そして内視鏡(胃カメラ)。

 もうすっかり慣れたもので粛々とこなしていくが、採血の看護師が素晴らしくヘタクソでやたらに痛い(広範囲で鬱血したような痕が残った)。それでも余裕をかまして、CTでは上から目線で「大きく息を吸うのは胸式と腹式、どちらがいいですか?」と聞くと、「どちらでもいいです」。検査技師は面倒くさい患者の扱いにも手慣れているのであった。

 内視鏡では鎮静剤注射(麻酔のようなもの)が今回はやたらに効いて、マウスピースのようなものを咥えた瞬間から記憶がない。看護師に起こされて、ようやく、「あ、もう終わったんだ」と我に返るが、そこで医師から「少し荒れていたので細胞を取って生検に出しました」と伝えられる。
 荒れてる……? 細胞を取って生検に出した……?
 おいおい、大丈夫か? そもそも2年前に癌が発覚したときも、「少し荒れてたので検査に出しました」と言われなかったか?  まったく同じ展開だぞ。そして2週間後に、「癌でした」と再び宣告されるのか?半年前の検査では「胃の中はきれいですね」と言われたのに、この半年でストレス満載になり、よもや再びの癌になっているのではあるまいな?

 結果を聞くのは6月1日。不安が募る。

 病院で30分ほど寝かせられたものの、まだ鎮静剤が抜けていないのか、少しふらつきながら新宿へ。「消化のいいものを食べてくださいね」と渡された紙には「お粥、うどん」などが書いてあったので、新宿駅の地下街にうどん屋が確かあったなと思い出してふらふら歩いて行くと、「うどん」の看板が見えた。
 「おーここだ、ここだ」と店内に入る。へぇー、五目が乗ってるものもあるんだと、呆けた頭でそれを注文し、待つことしばし。
 やがて、やってきたのは五目ラーメンではないか!
 あれれれ?とよくよく周りを見渡せば、ここはラーメン店。看板が見えたので看板の手前の店に入ったのだが、なんとうどん屋は看板の向こう側、隣の店であった。

 しまった、マジかよ、と思いつつ、目の前の五目ラーメンを見れば、油も結構浮いていて、いかにも胃に悪そう。このまま箸をつけずに立ち去るか。一瞬、そうも思ったが、さすがにそこまでの勇気はなく、たぶんこれで決定的に癌になるなと思いつつ五目ラーメンを完食する。

 その後、「運動は今日は控えてくださいね」と言われていたのに、先週の引き続きG大の実技講座で、「ああ、さらにこれで癌はいっそう進んだな」と思いつつ、狂ったように動き回る。

 授業を終えると、疲労も加わっていっそうふらつく体で、癌だ癌だと呪文のように呟きながら帰路につく。
2012-05-22.JPG

そこに何が? 樹木に目を凝らし耳をそばだてる若者たち。

その樹液は癌の特効薬ですか?

posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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