2010年09月23日

老い日記[189]――生誕18,757日/禁煙142日目

 『メランコリーの予感』の本番、無事終了。2時と7時の2回。どちらも満席、満員御礼。
 老いたる演出家は、7時の前には「バックステージ・ツアー」の案内人を、公演後には「アフタートーク」で進行役をこなす。まさに「何でも屋」状態。まぁ、芸術監督という名はそのためのものだろうと我が身に言い聞かせ、タイムスケジュールに追われながらも、きっちり仕事をこなす。偉い、偉いよ、俺。
 アフタートークも含め、『メランコリーの予感』のすべてが終了しても、ホッとする暇はなし。達成感を味わう時間もなし。直ちに大道具をバラシにかかり、そのまま徹夜態勢で『上通物語』への仕込み替えに突入。
 『メランコリーの予感』と違って全然余裕のない『上通物語』はまだまだ課題山積で、演出家は取りあえず今なお未定なままの音楽について音響家と相談しながら決定を出していく(まったくもって、今頃かよ、ではあるが)。その打ち合わせを終えると、大道具の設営はスタッフにお任せし、申し訳ないと思いつつ12時すぎにはホテルに退散。
 しかし、2作品がセットになって動いているので、ホントに本番まで乗り切った「やったぁ感」はまるでなく、出演していた役者は少々気の毒。

 そういえば今日、劇場に着くなり演出助手が意外なことを言う。「お兄さんがいらっしゃってますよ」。は?お兄さん? いったい誰のことだ?と思いつつ控え室に行ったら、ホントに4歳年上の実の兄だった。「近くでやってるようだったから顔を見に来た」だって。たぶん10年以上、会ってなかったはず。いやいや、びっくり。わざわざ福岡から、奥さんのSちゃんと次男も一緒。その次男、もう21歳だと。3歳くらいの頃に会ったっきりなので、いきなりガタイのいい若者が甥っ子だと言われても戸惑うばかり。しかも、3人で2時開演の芝居を観に来てくれたのかと思えば、ホントに顔を見に(見せに?)来ただけのようで、20分ほど話してお別れ。なんだ、なんだ、いったい何だったんだ?
 いやぁ、しかし兄貴よ、老けたなぁ。子どもの頃に「顔がしわしわだぁ」と思っていた親戚のオジサンみたいになってて、これまたびっくり。……ま、お互い様か。
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マチネとソアレの間に楽屋で「くまモン」とはしゃぐ『メランコリーの予感』の主役2人。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
10月6日にこっちでTV放送がありました。千代っさんがバインダーで若っか男ばたたくシーンが派手に放送されちゃった!本番に忘れたなんて口が裂けてもいえませんわ!
Posted by 妖怪 at 2010年10月09日 00:22
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