2010年09月30日

老い日記[196]――生誕18,764日/禁煙149日目

 睡眠3時間足らずという不健康極まりない状態で、朝早くから健康診断&半日ドックへ。
 それでも検尿・採血・身体測定・問診・視力・眼圧・聴覚検査・レントゲン・直腸検診・超音波検診と順調に済ませ(いきなり、ぐいっと指を突っ込まれる直腸検診だけは何度やっても慣れないが)、次は胃のバリウムか……と待機していたら看護師がやってきて、「癌の手術をなさってますね」と言う。
 「はい、今年5月に」と答えると、「手術跡は表面が引きつれたようになっているので、バリウム検査だと、たぶんそれが引っかかっちゃうと思うんですけど、どうなさいますか?」と、なんだか煮え切らない言い回し。ん?それはやっても無駄だからやらなくていいってことなのか? と訝りながら、「でも一応、やってほしいんですが」と言うと、「胃カメラのほうがより詳しくわかりますから、胃カメラに変えませんか?」。おいおい、胃カメラに変更させて検診料を高く取ろうという魂胆か?と人間不信の男が返事に躊躇していると、看護師はすかさず、「バリウムを胃カメラに変更されても検査料は変わりませんから」。すると人間不信男、「じゃそれでお願いします」と即答。同じ値段なら胃カメラのほうが詳しくわかるんだからそっちがいいに決まってるじゃん。そう思っていると看護師、「胃カメラの場合、同時にC型肝炎の検査も受けてもらわないといけないので、それに2300円と消費税がかかるんですが、いいですか?」。なんだよ、結局金取るんじゃねーか。ハメられたと思うが、後の祭り。
 でもまったくの想定外ではあったが、胃カメラを入れてよかった。幸い、喉の麻酔だけだったので意識ははっきりしていて、我が身の胃の中を様子をしっかりと自分の目で観察できた。医者も解説してくれて、「たぶん、この部分を手術なさってますが、きれいに切除できてるようですね」。確かにモニターには一面、きれいなオレンジピンク色の胃壁が映るのみ。おお、治ってんじゃん。完璧じゃん。なぜだか嬉しくなる。

 ただ、問題も発覚。なんでも食道から胃に繋がる部分の筋肉が弱いらしい。筋肉が弱い……?なんでも胃カメラを入れると、食道から胃への入り口部分は隙間なくきゅっとコードを締め付けてくるらしいのだが、我が食道からの入り口はコードの横に隙間が……。「この部分の筋肉の締め付けが弱いので、隙間から胃酸が逆流しやすいようですね。それで今も症状は軽いですが逆流性食道炎になってますね」。ああ、確かに画面を見ると隙間が……。でも、この筋肉は鍛えようがないよなぁと思いつつ、「それはもうどうしようもないんですか?」と聞いてみると、「どうしようもないですね」と今どきの医者は半端な希望なんぞ一切抱かせてはくれない。そうか、逆流する胃酸とは今後も付き合っていかなくちゃいけないのかと覚悟を決める。

 胃カメラを終えしばらくすると、診察室に呼ばれ、血液検査の結果も含め、今日わかってる分の結果のお知らせ。
 ひと通り解説してもらった後で、医者から「気をつけてほしいのは、体重増加と尿酸値が高いことですね」と忠告される。確かに体重は増えてるだろうと思ってはいたが、退院時よりなんと3kg増。やはり相当のデブになっていた。
 「ただ、問診を見ると、体重が増える原因が見あたらないんですよね」と医者が不思議がる。そうなんですよ、先生。別に暮らしぶりが変わったわけではないし、運動だってそこそこやっているはずなのに。自分でもそう思い、「どうしてなんでしょう?」と謎は深まる。
 続いてもう一つの問題。「尿酸値が高いので下げたほうがいいでしょうね」と先生は事もなげに言うが、「どうやって下げるんですか?」「とりあえず薬で下がりますから。今回の結果が改めて送られてきたら内科に行ってみてください」
 そこでおずおずと、「あの、もう右足の親指(と付け根の左側を見せ)が時々急激に痛くなるんですが、これは……」と告白すると、「ああ、もう始まってるんですね」。先生、あっさり。というか、ばっさり。ああ、痛風、確定だぁ……。


 実りの多い人間ドックを終え(泣)、ひとまず体の中の様子はだいたいわかったので、外見もすっきりさせておこうと午後から散髪へ。ちらほらと鬢に目立つ白髪も染める。
 でもって立て続けに、夕方からは1カ月ぶりの歯科医院。今日はブリッジを架けている歯の治療を進めるものと思っていたら、下の右奥歯の歯と歯の間が虫歯になっているとのこと。
 「どうしますか? 今日治療しておきますか?」と鋭く迫る女先生にNOと言えるはずもなく、麻酔を打って、被せていた金属を外し、ウィーンウィーンと歯を削る。仮の詰め物をして、「来週には新しい金属ができますからね」ということで今日は終了。
 なんだか、ちっとも治療完了の日は訪れる気配がなく、もしやすっかり「葱を背負ったカモにされてるのか?」と人間不信男はさらに疑心暗鬼に陥っていく。

 歯科医院を出ると、そのまま新国立劇場へ。「マンスリープロジェクト」第一弾となるリーディング公演『スザンナ』を観る。
 Daiben-no-torikata.jpg 
便検査だけ間に合わず、後日提出することに。解説書がやたら丁寧。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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