2010年11月13日

老い日記[240]――生誕18,808日/禁煙193日目

 リーディング公演本番。客席は満席。テネシー・ウィリアムズの名はこんなに集客力があるのか、それとも新国立劇場ファンがこれだけ多いということなのか。いずれにせよ心配症の演出家は、満席の客席に若き俳優たちが舞い上がらないことを願うばかりだったのだが、昨日のゲネプロのおかげか、間際までのしつこい稽古の賜物か、さほどの緊張は見られず、温かい拍手をもらって終演。
 まぁ、今日は午後2時からリハーサル室で一度通して、4時半からは劇場で動線チェックと万全の態勢で臨んだので、これでドでかい失敗をしようものなら目もあてられないが。
 
 終演後、簡単にダメだし。今日、本番を観た芸術監督からもリーディングに取り組む際の心構えが語られる。さすがに皆、神妙な顔。それを見ながら責任感のない演出家は、みんな真面目だね、若いね、と他人事のように思う。そう言えば、演出助手のKは「風邪はもう治りました」とケロリとしていて、オッサン演出家は未だに鼻がグズグズなのに、これがほんとに若いってことだと思い知らされる。きっと神妙顔の面々も、この恐るべき自然治癒力のように劇場を出たらすぐさまケロリと次のことへ突き進むんだろう。
 「んじゃ、お疲れさま」と解散後、公演を観に来て居酒屋に先に行っていた我が劇団メンバー3人に合流。既にほろ酔い気味の俳優Oは、「リーディングというものの意味がわからん」と平然と言い放つ。「そんなにつまんなかった?」と水を向けると、「結構、寝てた」だと。おいおい、見てから文句言いなさい。しかし、同席していた若手のYやMも反応は芳しくなく、ま、つまんなかったんだろうなと思い知って話題を変える。
プログラム.jpg 
リーディング公演のプログラム。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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