2010年11月19日

老い日記[246]――生誕18,814日/禁煙199日目

 午前中、西新宿で文化科学研究所のOさんと会う。実に久しぶりの再会。何やら聞きたいことがあるとのことで約束していたのだが、「WOWOWの新しいコンテンツづくりについて、いろいろと考えを聞かせてほしい」だと。
 えー、俺なんか大層なことは喋れないよと思いつつ、べらべらべらべらまくし立てる。ホントにはったりだけで生きてるなぁこの男、と今さらながら自分で自分に驚く。
 
 そのまま午後はG病院へ。Y医師の診察の予約は14:00。受付を済ませて待っていると、首から提げたPHSに「診察室へお入りください」と表示されたのは14:16。待ち時間はかなり短いと思うのだが、「今日はちょっと時間かかったな」と思うほど、このG病院のスムーズな応対に今やすっかり慣れている。
 今月2日に行った胃カメラ検査の結果を聞く。
 「大丈夫ですね。手術した個所も多少ひきつれはありますが、皮膜で完全に覆われていますし、取り残しもないです」。写真を見せながらの説明に、そうかそうか、もうこれで完全健康体か、と我が胃袋をしみじみと見る。
 「ピロリ菌を駆除したので胃の中は奇麗になりましたね」。おお、確かに美しいぜ、我が胃袋。しばし、そのピンクオレンジ色に見とれていると、「じゃ、今後ですが」とY医師は鑑賞の時間を打ち切ろうとするので、「先生、食道と胃の繋ぎ部分の筋力が弱いと言われたんですが」と写真に話を戻す。
 「ああ、ここですね」と見せてくれた写真は、やはりカメラケーブルの横に隙間がある。「ほら、ここ開いてるじゃないですか、これ、筋力が弱いからだとほかの病院で言われたんですけど、筋力が弱いのってどうしようもないんですよね?」「そうですね、歳を取ると弱くなりますからね」。え……?老化がここにも表れてるってこと?と軽い衝撃を受けつつ、「老化ですか?」と聞くと、「そうですね、はい」とあっさり宣告。
 歳を取ると筋力が弱まり、ぎゅっと閉める力が弱くなるので胃酸が上がってきやすくなり、逆流性食道炎になるのだという。言われて、よくよく見ると、胃に近い食道の部分には色は薄いとはいえ、赤い筋がちらほら……。
 「この赤くなっているのが炎症を起こしているんです」。ああ、やっぱり完全健康体への道は険しい……。途端に虚ろな目つきになった我に気づいたのか、Y医師は静かな声で、「でも症状は軽いですから、そんなに心配しなくてもいいと思いますよ。ただ、」「ただ……?(不安がよぎる)」「食べ過ぎには注意してください」「………」
 結論は要するに、「デブには要注意」ってことらしい。
 Y医師は、そんなこと簡単でしょ、と言わんばかりに、「手術から3キロ太ったんですよね、手術前の体重を戻しましょう」と実に冷静な顔で言う。
 しかし、体重増加はホントにピロリ菌だけのせいなのか?確かに太って、痩せる気配はまったくなし。でもY医師、わかりました。デブは敵、デブは敵。日々言い続けて過ごします。(そんなことより食べる量を減らせばいいのだと思うが)
 
 夜は劇団の稽古。昨日の稽古初日には結局行けず、客演のN君とも今日が初対面。体のエクササイズを中心にワークショップのようなことをみっちりやるが、確かにN君、勘がいいし、覚えが早い(しかも的確)。なんだか、こんなに簡単にできてしまう若者を見ると、ついつい我が劇団の若手男優O&Yを蔑むような目で見てしまう。
有明の空.jpg 
G病院を出て、見上げた有明の空。
検尿カップ.jpg
正しくはこんな名前だったんだ、検尿カップ。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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