2010年11月29日

老い日記[256]――生誕18,824日/禁煙209日目

 普通の速度で歩いたら空港へのリムジンバスに十分間に合う時間だなと、ゆとりある気持ちでホテルをチェックアウト。キャリーケースをごろごろ引っぱって50メートルほど歩いたところで、後ろからバタバタと若いオネーチャンが走ってくる。何事かと振り返って見れば、先ほどのホテルのフロント係。オネーチャンは我が顔を見るなり切羽詰まった声で、「お客様、すみません、お支払いの署名をいただくのを忘れておりました」。えー、マジかよ。今から戻って署名しろ?バス、間に合うのかよ? 間に合わなかったらタクシー1万4000円だぞ。瞬時にいろんな事が頭を駆けめぐるが、悩んでる暇はない。直ちにキャリーケース引きずってダッシュでホテルに戻り、息を切らしてサイン。それから取って返してバスセンタ−へ。無論、先ほどの余裕は吹っ飛んで、1万4000円、14000円と呪いのようにつぶやきながら、どけ!どけ!どけ!どけ!の心境で人通りの多い道路を急ぎに急ぐ。なんの因果でこんな目に遭うのか……。
 なんとか間に合ったが、冬だというのに汗ダラダラ。恨みがましい男は、ネーチャン、風邪ひいたら責任取ってもらうからなと心に誓いながらバスに乗り込む。
 飛行機に乗ったら乗ったで、このところ全然平気だった気圧の変化に耳がついていかない。離陸後すぐにキリキリキリキリ、耳が痛くて眠るに眠れない。なぜだ?また一段、老いの階段を昇った証なのか? 
 
 夜、劇団の稽古に遅れて参上。9月にお世話になったNHKの若きディレクターNさんが稽古場に来てくれていて、聞けば、一緒にウォーミングアップ、筋トレをやったという。さすが20代。しかも前半。その歳なら気分に任せて無茶して体を動かしてもどうってことないんだなぁ、もはや人種が違うようなぁ、と呪いをかけるような恨みがましい目でNさんを見る。太田川.jpg
太田川。中央に小さく原爆ドームが見える。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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