2013年04月20日

遅々として。――[1129]生誕19,698日

 遅々として進まぬ文筆稼業と、遅々として進まぬ芝居の稽古に追われる毎日だというのに、村上春樹の100万部超えの話題作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み始めてしまった。

 いつものなら何もかもを、「ええい、後回し」とばかりに放りだして読みふけるところだが、さすがに現状がそれを許してくれないので、切りのいいところまで少しずつ少しずつ連載小説のように読んでいる。(続きが気になって、やるべき仕事はかえって進まない)

 午後、田原町のステージ円で演劇集団円『あわれ彼女は娼婦』を観る。久しぶりのステージ円はこの前の「OFF OFFシアター」同様、以前とはがらりと空間が変わっていて、へえ、と驚いたのだが、もしかしたら舞台として使う空間をこれまでにない使い方をしたのかもしれない。

 休憩10分を挟んで計2時間30分。う〜ん、どうにも戯曲が好きではない。感情移入できる人物が一人もいないせいか、途中で何度も時計を見てしまう。役者は力があるのだが、演出が戯曲に振り回されているようで、全体を通した明確なコンセプトが立ち現れてこないもどかしさに終始。(人の芝居にイチャンモンをつけるのは簡単だ)

 夜は稽古で悪戦苦闘。ウンウン唸って苦悶しつつ稽古を重ねながら、この芝居も「明確なコンセプトがないんだよねぇ」と誰かに言われるんだろうなぁという思いが頭をよぎる。
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100万部の売り上げに貢献。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(0) | 日記
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