2013年05月11日

終了宣言。――[1150]生誕19,719日

 新作『恐怖が始まる』はいよいよ後がなくなり、追い込み態勢に拍車が掛かる。
 明日からは仮り台組みをし、置き道具を入れての実寸稽古。まだまだやらねばならぬことは山のように積まれているが、ここは辛抱強く、焦れどもうろたえることなく、一歩一歩前進するのみ。
 そうオノレに言い聞かせつつ、「じゃあまず頭からざっと通るから」などと言って始めたくせに、5分もしないうちに「ちょっと待って」とダメ出しが始まり、いつしか小返し稽古に転じ、若手に「できるもんならやってみろ」などと快調に毒を吐き、終わってみれば、ほんのちょっとしか進んでいない。
 まったく辛抱のない演出家には困ったもんだ。
 稽古後、ファミレスに移動して衣裳の打ち合わせ。今回、いつもは決して使うことのない特殊な出で立ちが登場してくるので、調達するのも骨が折れる事態になっている。

 先ははるかに遠いのう、と思いつつ小雨そぼ降る中を帰ってくれば、すでに午前様。いかんいかん、明日からは怒濤のスパートをかけねばならぬ、と固く一瞬だけ心に誓う。

 さてさて。
 突然ですが、我が「老い日記」、来週17日をもって終了します。
 思い起こせば3年前の今日、人生初の(当たり前だ)癌細胞摘出のために入院、そして手術。そもそもが癌発覚がこの日記を始めるきっかけだったわけだけど、手術後、お陰様で再発もなく丸3年が経過したことになる。
 でもって、3年前の17日が退院した日。これを契機におしまいにしようと思った次第。
 まぁ、「老いの変調だけをつらつらと書き綴る」つもりが、いつしか体のことより、日々の苛立ちや不満だけをだらだらと書き殴っているだけの「愚痴日記」に変貌していったので、当初の目的はとっくに終わっていたとも言えるわけだけど。
 それに「日記」どころか、まとめて更新する「週間報告」、ひどいときには「月間報告」になってもいたので、今さら終了したところで「あ、そう」ってなもんでしょうが。

 てなわけで。
2013-05-11.JPG

ヤクザな商売、ガンバルぞー。おー。
posted by 老い日記 at 00:00| Comment(7) | 日記
この記事へのコメント
>終了のお知らせ


ええええ

古城さんの近況を知るのに見ていたのに、今後生存確認をするにはどうすればいいんでしょう?

なんつっても毎日書くという負担がわからないでもないので、続けてくださいとは言いにくい…ぐぬぬ
Posted by ありもと at 2013年05月12日 22:40
「老い日記」終了との事。
 大変残念です。
 「今日は更新されているかな?」という密かな楽しみが減ってしまいます。
 更新のないときは、更新出来ないほど忙しくストレスがたまっているのだろうし、まめに更新されている時は、ブログでストレス発散せざるを得ない状況なのだろう、、、と、勝手に思い込んでおりました。
 以前の「リ・アップ」の結果発表も楽しみにしておりましたが、こちらは、芝居を観に行った時に、こっそり拝見させて頂きます。
Posted by オヤジ@信州 at 2013年05月12日 23:09

ありもとさん、オヤジ@信州さん、残念に思っていただいて恐縮です。

癌の経過報告なら他人が読んで多少参考になることはあっても、何も愚痴を毎日毎日ご披露することはあるまい。

まぁ、そう思い至ったわけでして。

本音を言えば「忙しいんだよっ」という声もないではないのですが、「忙しい」というのは大抵、無能な人の言い訳なので私は決して言いません。

それに、更新のないとき、まめに更新してるとき、どちらの場合も心情的にはオヤジ@信州さんの仰る通り。お見事。

やはり表現者たる者、見透かされしまうようでは顔を洗って出直すしかありません。

リアップの結果はいずれ何かでお伝えしたいと思います。ちなみに今のところ、まったく効果ありません。(泣)

Posted by 古城十忍 at 2013年05月13日 02:41
残念この上なし!
Posted by こた at 2013年05月13日 15:24
またいずれ!

Posted by 古城十忍 at 2013年05月14日 17:18
先ほど、終了宣言を読んでコメント書かねば!ということで、PCで見に来ました。以前何度か携帯からコメント書き込みを試みたことがありますが、書き込めなかったので。私の携帯が古いせいだと思います。
ここに来れば、古城さんに会えると思ってずっと読んでおりました。古城さんの愚痴かもしれませんが、必死に生きている作家の実像が生々しくてステキでした。
16年前、私に生きる勇気をいただき今でもそれは変わりません。
劇団のFBを拝見しているので、舞台を見逃すことはないと思います。
生きている限り、舞台を見に行きます!
本当に、無理をなさらぬよう、舞台を作り続けてください。
ここではないどこかで愚痴を言って、ストレスをためないでください。
長い間、お疲れ様でした。
Posted by 森節子 at 2013年05月16日 07:26
森さん
コメント、ありがとうございます。
オッサン演出家のほうこそ、長年にわたって観てくれている方がいるのだと思うとふつふつと勇気が湧いて、一気に若返る思いです。(若返るのは無理ですが)

生きている限り、観に来てください!
お待ちしてますよ!

Posted by 古城十忍 at 2013年05月21日 03:34
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