2013年05月07日

不真面目な患者。――[1146]生誕19,715日

 昼間、我が劇団の制作F女史と来年・再来年の公演のための劇場についてあれこれ相談し、夕方からは初日が迫った今回公演『恐怖が始まる』の稽古で四苦八苦。疲れて帰宅するものの夜中には電話で次回公演『虚人の世界』の作家・Kさんと戯曲の最終稿に向けた打ち合わせ。
 うーむ……。抱えてる芝居の本数が多すぎる。
 おいしそうな料理がテーブルにずらりと並び、あれもこれもとつまみ食いしながら、味は少しも体の中に染み通っていかない。そんな感じか。

  おまけにここにきて、あろうことか歯が疼き始めている。右側の奥が上下とも染みる。恐らく歯周病の悪化。
 思い返せば、「半年ほど様子を見てください」と言われながら、1年2カ月あまりほったらかしている。マジか、1年2カ月だって。不真面目な患者が辿るべくして辿った結果が、この疼き。ああ、苛立たしい。
 歯の痛みをごまかしごまかし、連日の睡眠不足もなんのそのと今の芝居に没頭しようとするが、願いに反して稽古はちっとも進まない。ますますもって腹立たしい。
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西新宿の稽古場には、いつのまにか鎧兜が飾られていた。
心に余裕のない演出家は少しも気づかず。
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2013年05月06日

原稿まだですか?――[1145]生誕19,714日

 一日、部屋に籠もって執筆稼業。
 シビレを切らした「原稿まだですか?」の催促メールも複数届く。……まだです。
 公演が近づいてくるといつも、「芝居モード」と「文筆業モード」を切り替えるのにひと苦労。何年経ってもこればっかりは改善策が見つからない。悲しいかな、優秀な秘書を雇える金もない。(秘書の頼るのがそもそも間違い)

 本日、今年3回目の夏日。いいね。老人に優しいね。我が故郷・宮崎では30度超えの地域もあったらしい。これはよくないね。なんとか20度台でとどめてほしい。(と言いつつ、カンヅメ状態のオッサンには天候など関係ない)

 どーでもいいことだが、月曜深夜の日本テレビ『月曜から夜ふかし』を気分転換にたまに見る。MCのマツコ・デラックスと村上信五のやりとりが面白く(それぞれの良さはこの番組が一番出ていると思う)、番組内で取り上げられる「割とどーでもいい情報」がさらに輪を掛けて面白い。
 例えば、今の学校教育。今や卒業式で『仰げば尊し』はほとんど歌われない。家庭科の教科書にはTPOに応じたファッション・コーディネートの方法が詳しく解説してある。運動会の徒競走は男女の区別なく走る。………。
 安全第一、悪しき平等も極まれり。体育会系、男尊女卑の九州男児からすれば、「オーマイガー」な現実。学校はますます無個性で忍耐力のない新型うつ予備軍を量産しようとしているのか?と勘ぐりたくなる。恐ろしい。
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7月公演『虚人の世界』の古川タクさんのイラスト。
抜群!
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2013年05月05日

10代で決まる。――[1144]生誕19,713日

 先日行ったばかりなのに、今日も閉店間際にマッサージに駆け込む。ああ、もうこの首筋から肩胛骨にかけての理不尽な鈍痛は死ぬまでとれないのだなと思うと、ふつふつと怒りにも似たものが突き上げてきて、思わずマッサージのニーチャンに、「50過ぎて肩凝りのない人っているんですかね?」
 と、話しかけてしまう。
 「いやぁ、今のこの社会で疲労の溜まってない人はいないと思いますよ。ただ筋肉がしっかりついている人は疲労が溜まりにくいってのはありますよね。だから凝ってると感じることも少ないんじゃないですかね」
 ……なるほど。やはり若かりし頃の肉体訓練がモノを言うのだな、と妙に合点がいく。ということはやはり、人生はすべて10代で決まるってことじゃねーのか?
 自分から水を向けておきながら、妙に損した気分になる。

 長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が揃って国民栄誉賞を受賞。授賞式も恒例の官邸ではなく球場で。この演出はいったい誰が考えたのか、作戦としては上々。
 安倍首相は復権して逞しくなったというか、ふてぶてしくなったというか、「またこの人、すぐ辞めんじゃね?」というイメージ払拭にも成功しつつある。アベノミクス効果がどれだけ反映されてるのかは知らんが、株価もじりじりと上げ続けているし、「結果を出す」というキャッチフレーズと相まって内閣支持率も高水準。
 しかしなぁ。だからといって今日の授賞式後の始球式で審判を務めた安倍首相の背番号「96」ってのは頭に乗りすぎじゃないのか(憲法96条の改正する意欲を見せまっせという意図が見え見え)。せっかくの長島さんと松井さんのためのセレモニーなのに、やはり政治を滲ませたらアウトでしょ。
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誰か肩凝りオッサンを「養生」してください。
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2013年05月04日

気になるニュース。――[1143]生誕19,712日



 「イスラエル軍がシリアを空爆か?」というニュースが気になる。今年の11月にシリアをテーマにした芝居を上演するので、ちょこちょこ情報収集はしているのだが、このニュースは尾を引きそうで怖い予感がする。現アサド政権の「政府軍」のバックにイランとヒズボラ。打倒政府を掲げる「自由シリア軍」のバックにはイスラエルとアメリカ。対立の構図がはっきりと表面化してきて、このまま代理戦争に突入するのではなかろうかと思うのは心配しすぎなのか?

 気になるニュースはもう一つ。
 「子どもの数、32年連続で減少」。なんでも総務省の発表によると、15歳未満の子どもの数は1950年以降最低で、総人口の12.9%しかいないらしい。ほかの主要国を見てみると、アメリカ19・6%、フランス18・6%、中国16・5%、韓国15・6%。日本は最低水準だという。やはり日本はじわじわじわと衰退国家の道を歩んでいるのは間違いない模様。
 32年連続減少ということは、我が身が30歳そこそこの頃までは減っていなかったわけだ。ということは、我が同世代と、それに続く新人類世代から「こどもをつくらなくなった」ということなのか。いやぁー、私が言うことではないが、責任を感じる。
 さみしいぞ、ニッポン。
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せめてもの願い。



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2013年05月03日

かっさかさオジサン。――[1142]生誕19,711日

 書き物仕事と芝居の稽古。ただ、それだけ。ホントにそれだけで一日が終わる。特に目新しい発見もなければ、心躍るような出来事もない。つーか、生活にまったく潤いがない。言ってみれば、毎日が「かっさかさオジサン」。
 ……書いていて空しい。空しすぎる。

 何か、せめてもの潤いを。疲れていたオッサンは恐らくそう思ったんでしょう。稽古帰りに立ち寄ったスーパーで思わずスイカを買ってしまう。さほど好物でもないのに。
 ええ、ええ、もちろん食べましたとも。早くも今年の初スイカ。そりゃあ、みずみずしかったですよ。なんせ水分たっぷりですから。おなかも潤いましたよ。水分たっぷり詰め込みましたから。
 しかし食べ終わって思う。これは潤いと言えるのか? 我が身はこんな潤いを求めていたのか。
 ……書いていて空しい。途方もなく空しい。
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おいしくいただきました。
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2013年05月02日

無残な毎日。――[1141]生誕19,710日

 このところまた持病の膝が悪化しつつある。走っているぶんには平気なのだが、階段を昇るときに時折イテテテ……となる。膝を90度近く曲げるとイテテテテ……ということらしい。
 そういえば、今回の芝居『恐怖が始まる』は久々に和室の設定があるので正座する演技もしばしばあるのだが、この場面でダメ出しが高じて「そうじゃないよ」とよせばいいのにオッサン演出家がしゃしゃり出てやってみせようとすると、正座がツライ。というか、膝が痛くてできない……。
 こうして歳を取るごとに、出しゃばり演出家がやってみせられることもどんどん減っていく。かくして稽古のたびに老いの身を噛みしめる無残な毎日。

 しかし、ただ老いに負けていたのでは男がすたる。演出家がすたる。解決策は膝に負担をかけぬこと。つまりは減量、我が身の重さを軽くするしかない。そうオノレに言い聞かせ、このところまた「炭水化物断ち」を続けている。
 というわけで、最近の主食はもっぱら豆腐に野菜、たまに鶏肉。しかしどうにも育ちが卑しいせいか、このメニューなら太らないだろうと胃袋いっぱいになるまでガツガツ詰め込むので、食べる量はかえって増えて、体重はさほど変わらず……。
 やはりここは病院に駆け込んで「ヒアルロン酸を注射してください」と直訴したほうが早いのではないか。努力とは無縁の男はよこしまなことばかりを考えて夜が更ける。
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暖色系は見ると確かに元気が出る。
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2013年05月01日

こんなもんだ、人生。――[1140]生誕19,709日

 執筆稼業に嫌気がさして、ここはひとつ気分転換。よっしゃ、走りに出るか、といざ走り出せば雨が降り出す……。
 雨に降られながら、降られて濡れて走りながら、これはいったい何の罰なのだ?と我が身を振り返ると、思い当たる我が身のだらしなさが次から次に脳裏をよぎるので、これはいかん、と頭をブンブンと振って「雨に濡れながらも走る俺ってストイックだなぁ」と、すかさずポジティブ思考を切り替える。
 雨というハンデを背負いつつ、負けてたまるかとぜーぜー肩で息をしながらなんとか1時間を走り終えると、雨あがる……。
 こんなもんだ、人生。な、そんなもんだ。

 今日は稽古が休みなので、いそいそとマッサージに行く。首筋から肩にかけての「激重(げきおも)ライン」は日ごろからカッチカチなのだが、今日はことのほか押されるたびに激痛が走る。びくん、びくんと跳ねる回数も半端ではない。
 隣で同じようにマッサージを受けているオッサンは俯せになったまま、どうでもいいような世間話をだらだらだらだら、ひっきりなしに喋っているが、そんなに平然と喋れるんならなにもマッサージやってもらわなくていいんじゃねぇの?
こっちは激痛と闘いながらの、言わば治療なんだよ。……と、疲れの取れないオッサン演出家は心の中で悪態をつきまくる。
 そんなもんだ、人生。みんな、そんなもんだ。(え、違う?)
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切られまくり。(それでも若芽は出る)
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2013年04月30日

もう、もう、もう。――[1139]生誕19,708日

 稽古時間が足りない。仕事をこなす時間が足りない。気がつけば4月が終わっている。はえー。
 大人になるということは、日々の時間があっという間に過ぎていくこと。歳を取るごとに、これはイヤと言うほど自覚させられているが、子どもの頃のように、「今日といういちにちが長い」「毎日がゆっくりゆっくり過ぎていく」、そう思える日は再び訪れるのだろうか。訪れるとしたら、それは何歳頃からなのだろう?
仕事の最前線から退き、隠居生活を始めればそうなるのか? 認知症になればそうなるのか?
 認知症は勘弁ではあるが、もういいよ、早く隠居してぇーよ、そう思ってしまうのは疲れているからなのか?
それとも芝居の稽古が遅々として進まないからなのか?
 「え、もう午後10時? え、もう午前3時?」。これが、「え、まだ午後4時?
え、まだ、午後9時?」。こういう日々に戻れるには、いったい何をそうすればいいのだろう?
 そんなことをつらつら考える暇があるんなら、さっさと仕事を片付けなさい。でないと、「もう、もう、もう」の時間攻撃はさらに畳みかけてくることになる。
 あー、缶蹴りとかしてみてぇー。
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夏は来ぬ。(早く老人が生きやすい季節に!)

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2013年04月29日

偏頭痛の原因。――[1138]生誕19,707日

 偏頭痛はだいぶ鎮静化。やはり目の疲れが原因だったのではないかと自己分析。とりあえず目薬をやたらとさしておく。
 目と同様に考えられる原因としては、稽古でのストレスも半端なく大きい。特に若手男優のTとか、女優のHとか。
 今回天敵のOが加わっていないことがせめてもの救いだが、このT&Hの場面を稽古するとなると、覚悟が必要。たぶん相当に疲れることになるであろう、という覚悟。
 そしてそれは杞憂に終わることはなく、むしろ予想以上に演出家は腹立たしい思いを抱え、結果として抱えきれないほどのストレスを背負わされることになる。
 うん、やっぱ偏頭痛の原因はこっちだな。

 ウクレレ漫談家の牧伸二さんが自殺か? のとニュース。多摩川に架かる橋から転落。川に飛び降りるのを通行人が目撃したという。80歳間近にして、自ら命を絶ちたいと思った動機はいったい何だったのか。今も芸人として現役で舞台を務めていたというのに。人生、最後まで一寸先は闇、ということか。享年78。
 あまりにも寂しい。ご冥福をお祈りします。
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珈琲豆を買いあさる毎日。右はエチオピア産「イルガチェフェ」。芳醇。オススメ。
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2013年04月28日

俺、大丈夫なの?――[1137]生誕19,706日

 昨日、体のことはわからない、などと書いたことが災いしたのか、我が身にも異変が起こりつつある。もしや、これは何かよからぬことの前兆ではないのか。小心者は気が気ではない。
 まず偏頭痛。
 今日になって右だったり左だったり、こめかみに時折、痛みが走る。それも、ズン……とか、ギン……とか、しばし頭を押さえてうずくまりたくなるほどの痛みが電気のように走る。

 目を酷使しすぎ。睡眠不足。体力の衰え。思い当たる要因は数々あれど、それが偏頭痛という何かしらの自覚症状が出始めたということは、我が体は相当に切羽詰まった状態に追いやられているのではないのか?俺、大丈夫か?


 加えて、目眩。立ちくらみ。
 立ち上がったり、動き出したりすると、ふらぁああ……っと意識が遠のきそうになる。しかも今日一日だけで三度も。

 そもそも目眩でふらつくなどという経験はこれまでほとんどないのに、もしやこれは偏頭痛と何か関連があるのか?
  そのうち風呂上がりにふらぁあああ……となって、挙げ句にバタンと倒れて頭を強打し、そのまま素っ裸で孤独死。……なんてことになりはしないのよな?俺、大丈夫か?

 初日が刻々と近づいている中、何より健康だけは万全な状態でないといけないのに、ゴールデン・ウィークは波乱の幕開けになっている。マジで、大丈夫か?
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商店街がお化け屋敷に?
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