2013年04月17日

完全徹夜。――[1126]生誕19,695日

 昨夜、あれもこれもとだらだら起きていたら、あろうことか朝になり、そのまま雑用を立て続けにすませなければいけなくなり、結果、完全徹夜のまま一日を過ごす羽目に……。
 でもって今は、日付も18日に変わった夜中の3時。オッサン、体力ありますなぁ。というか、これは老人暴走。いや、老人迷走か。まったく計画性のない我が身が情けない。

 迷走ついでに散髪にも行く。デッカイ鏡の前に座らされて、日々確実に薄れゆく我が頭部を直視させられる。まるで拷問。髪を切ってもらってるときに、ふと目を開けて飛び込んできた顔が一瞬、大友克洋氏が描く『童夢』の老人のごとし。
 「すっかり、ただのお爺ちゃんやん」。思わず、心で叫ぶ。哀れこの上なし。

 目の前の公演に悪戦苦闘の真っただ中にいるというのに、今日は12月本番の公演の打ち合わせ。初顔合わせとなる女優お二人、Kさん(昴)、Hさん(俳優座)にプロデューサーのNさん(朋友)ともどもお会いする。
 12月までにあと何本芝居を打つと思ってんだ、気が早い、気が早いと言ってるうちに気がつけば12月。……ってことには決してなるまいぞ。
 と、さすがに徹夜疲れで意識が朦朧としてきた頭でぼんやり思う。
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早くもツツジがわんさか咲いている。今年の植物は気が早い。(季節感は年々、大きく狂い始めている)
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2013年04月16日

進みはのろい。――[1125]生誕19,694日

 文筆稼業に追われる日々が続く。日中はほぼ孤独なカンヅメ状態。それでも仕事がわっせわっせと捗れば報われるというものだが、途中で目を通し始めた資料に読みふけったりして、その進みはのろい。(読みふけらなくても、のろい)

 わ、もうこんな時間と、夕方からはバタバタと稽古のために西新宿へ。こちらは進みがのろいながらも、少しずつではあるが形になってきつつあり、やはりカンヅメでいるよりははるかに楽しく、束の間の解放感を味わう。

 ボストンマラソンのゴール付近で爆発テロ。いや、テロかどうかは現時点ではまだ定かではないものの、少なくとも3人が死亡、負傷者も140人以上にのぼるという。
 なんてことだ。こうした理不尽な闘いはいつになったら鎮静化するのか。その日が訪れることはないだろうなと思いつつ、はらわただけが煮えくりかえる。こうしたビッグ・イベントが狙われるようになると、スポーツ・文化のイベントに参加する人が減るのではないかと、そのことも気に懸かる。
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あれ? この写真、前に一度撮ってアップしたような……。
と、こうして痴呆症が進み、やがてここでオシッコもするようになる。(なりません)
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2013年04月15日

口にフタができない。――[1124]生誕19,693日

 S高校での新年度授業初日、のはずであったが、どうしても外せない会議とダブルブッキングしてしまい(とほほ……)、大事な初回にもかかわらず、授業はやむなく我が劇団のベテランOに代講を依頼。
 今年度からは、そのOも我が身とは別にひとコマ、午前中に授業を受け持つことになったので、Oは本日、朝から夕方まで女子高生集団を相手に、さぞや「きゃっきゃきゃっきゃ」とはしゃいだことであろう。(よかったのう)
 我が身は午後、会議で半蔵門へ。よせばいいのに、口にフタのできないオッサンは次々に思うことを言いまくる。まったくもってこの男、沈黙は金、とは無縁。決して女子高生と戯れられなかった腹いせではない。
 会議は予想に反し、3時間の予定が2時間を少し回ったくらいで終了。どこかのオッサンがもう少し静かにしていたら、もっと早く終わっていたかもしれぬ。

 会議で一緒だったプロデュ−サーMさんが会議後、東京マラソンの公式な記録証のコピーをくださる。手渡すときの、その晴れがましい顔。羨ましい……そして、かなり悔しい。来年こそは我が身も走ってやろうじゃないか。(と、今だけは思う)

 三國連太郎さんが亡くなった。急性呼吸不全。享年90。また一人、硬・軟どちらの演技も達者だった名優がいなくなるのは本当に寂しい限り。
 息子・佐藤浩市さんが会見で故人のことを「三國は」「彼は」「あの人は」「オヤジは」と多様な呼称で語っていたのが、複雑な親子関係を滲ませていて印象的だった。
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プロデューサーMさんの記録証。立派。
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2013年04月14日

首が痛い。――[1123]生誕19,692日

 もう遙か昔、劇団でフツーにウォーミングアップに張り切っていたところ、首の運動でいったいどんなふうに動かしたのか、ガギ、と妙な音がして左耳の下あたりの首筋に激痛が走った。
 以来、首を回す運動でそのあたりに差し掛かると、グガ、と軽く痛みを覚える。なんだ、これ。まぁ、そのうち治るか、と思いつつほったらかしにして、はや15年ほどが経つ。
 ……治りません。治るどころか、今でも「グガ状態」は続いていて、むしろ、このところ俄然痛みが息を吹き返してきたような気がする。治る、治るとほったらかして15年。その蓄積が新たな痛みを引き起こしたのか?
 教訓。治る、治るとほったらかしても、二度と治らない。治らないまま老けてゆき、ますます治らなくなる。あー、首が痛い。

 今日も日中は書き物仕事にだらだらと取り組んで、夜は『恐怖が始まる』の稽古。書き物仕事もそうだが、芝居も『恐怖が始まる』やら、『虚人の世界』やら、さらにはその先の演目やらがあれもこれもと頭の中で渦巻いて切り替えるのにひと苦労。
 もしや、これも首のせいなのか。あー、首が回らない。
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あれよあれよと芽吹いている。この生命力、うらやましいっス。
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2013年04月13日

頑張りましょう。――[1122]生誕19,691日

 今日は『恐怖が始まる』の稽古は休み。代わりにその次の芝居『虚人の世界』の読み合わせ。作家のKさんも在住する熊本からはるばる上京して立ち会う。
 読み合わせ後、俳優たちともども本人を前に戯曲について言いたい放題、もの申す。
 我が身とは真逆の物静かなKさんは、終始穏やかな顔で聞いていたが、腹の中では怒りに打ち震えているのではなかろうかと思いつつ、演出家は俳優たちに輪を掛けてダメ出しを連発する。もちろんこれは我が身が嫌な性格だからではなく、少しでも戯曲をよくするためですぞ。
 10時に稽古場を出て、それからKさんを交えて俳優数人ともども居酒屋へ。ここでも次第に話題は戯曲へのダメ出しに移行し、俺だったら絶対キレてるな、大丈夫かKさん、と本気で心配する。(もちろん演出家もダメを出し続けていたのだが)
 でもKさん、私ァ知ってます。できた作品に「やいのやいの」言うのはたやすいが、それを生み出すには地獄の苦しみが必要だということを。頑張りましょう。

 フィギュア国別対抗戦、日本は3位。そもそも日本はペアにエントリーしていないのだから3位は上々の結果だと思うが、そもそもエントリーできない種目があるなら対抗戦にならないんじゃないか、訳わからん、とも思う。それで「日本、連覇へ」などと煽るマスコミも、つくづくいい加減。
 この大会、我が贔屓の高橋大輔選手はフリーで逆転し1位となったが、4回転は一度も決まらず、音楽の世界にのめり込んでみせるアーティストとしての息をのむようなオーラも放たれず。パトリック・チャン選手がまさかの転倒連発で棚ぼた1位だったから、観ていて興奮もなし、感動もなし。
 浅田真央選手はショート、フリーともに精彩を欠き5位に終わる。来期限りでの引退を示唆したが、この人の完全復活は来季も見られないんじゃないかと、今季のモチベーションの低さを感じてそう思う。
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Kさんからの差し入れ。今や全国区の「クマもん」。
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2013年04月12日

ストライキ状態。――[1121]生誕19,690日

 午後、張り切って文筆作業に没頭するぞと勇んで机に向かえば、突然パソコンが壊れる。おいおい、勘弁してくれよ。ネットには繋がらなくなるわ、バックアップは取れなくなるわ、挙げ句の果てに画面が真っ黒になり、「今日は何が何でも仕事はしません」とばかりにパソコンがストライキ状態。

 すっかりめげながらも、一つ一つ問題を解決すべく、あれやこれやとパソコンをいじっているうちに、何も生み出すことなく時間ばかりが無情にも過ぎていく。

 数時間の格闘の末、なんとかパソコンは作動し始めるが、我がパソコンがすでに瀕死の状態にあるのか、軽い風邪のようなものだったのか、今もってさっぱりわからない。

 我がパソコンよ、君はまだ若いのだから介護なんぞ要らぬはず。なんとか自分で治癒しなさい。でないと困るよ、こっちは。パソコントラブルで文筆仕事はさっぱり進みませんでした。こんな言い訳、誰も信じてくれないんだから。

 夕方から之稽古を終えたあと、舞台美術家のIさんと打ち合わせ。というか、四方山話に終始して、たいした成果は得られないと予想していたのだが、さにあらず。あーでもないこーでもないと言っているうちに、突如、舞台の神が降臨。「これ、面白いんじゃね?」というプランの方向性がたちどころに決まる。面白いっすよ、いいんじゃないですか。イケますよ、これ。
 おお神よ、必ずや光明は見えるのでありますな。

 「んじゃ、お疲れ様でした」と、Iさんと別れて時計を見れば、午前1時30分。我が身はへろへろながら、どうやら我が頭のほうはストライキ状態を脱したのか?
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肩寄せ合って。
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2013年04月11日

どんな内容ですか?――[1120]生誕19,689日

 座・高円寺で東京ボードビルショー『パパのデモクラシー』を観る。もうずいぶん昔だが、二兎社での本作を観ているのでどうしても比べてしまう。やはり本家のほうが見せ所が的確という印象。ボードビルショーの俳優はどこにも穴がなく、みんなすこぶる上手いのだが、個人技だけが目立って、今ひとつ互いの演技が噛み合わない。

 客席は満席。年齢層がかなり高い。東京ボードビルショーは今年、結成40周年だとか。継続は力なり。その集団パワーには恐れ入る。

 村上春樹さんの新作が午前0時に発売になるという、そのことがニュースで頻繁に取り上げられていて、この人は現在の文壇のなかでもホントに特別な位置に君臨しているのだなぁと改めて思う。まさに大スター。ニュースでは「どんな内容だと思うか」といった街頭インタビューまで撮っている。すごいね。半ば呆れるね。いや、我が身も間違いなく買うけどさ。

 「ワンツーワークスの今度の新作、どんな内容だと思いますか?」と街頭インタビューしてみようというマスコミ、どこかありませんかね?(ないです)
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真剣に読むようになった我が身が哀しい。
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2013年04月10日

恐怖は始まっている。――[1119]生誕19,688日

 午後、東京芸術劇場プレイハウスで『おのれナポレオン』を観る。この上なく豪華なキャスティングながら、ほとんどが説明的な独り語り、あるいはせいぜい二人での場面がほとんどで、豪華俳優のアンサンブル演技は最後まで観られず。
 なんとも勿体ない。多忙を極める人たちだから、一人あるいは二人揃えば稽古ができることを念頭に脚本を書いたのかと勘ぐりたくなる。残念。

 その後、一緒に観に行った元広告プランナーのCさんとお茶しながら、今観た芝居の感想をあれこれと言い合う。さすがCさん、伏線の張り方などしっかり見抜いている。(Cさんは面白かったそうな)

 今日は我が劇団の稽古はお休み。
 さぁ、溜まっている仕事を片付けましょうと張り切ってはみるものの、10分もしないうちに、あ、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と気ばかり散って、少しも落ち着かない。本腰が入らない、ってやつですね。
 と、他人事のように言ってる間にも刻々と時間は過ぎていき、やがて締め切りの嵐に終われまくる八方塞がりの状態に陥って初めて、身の毛のよだつ思いに駆られることになる。

 恐怖は既に始まっている。
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隠れスカイツリー。ど〜こだ?
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2013年04月09日

溜まっているのか?――[1118]生誕19,687日

  午前中から会議で西新宿へ。常務理事会。さまざまな議題が出るが、どれもこれも翻って考えれば「経済問題」。アベノミクス効果が演劇などという最も経済効率の悪い分野にまで波及してくるのは、果たしていったいいつの話なのだと独りごちる。

 12時すぎには会議終了。それから雑事に追われ、書き物仕事もそこそここなし(そこそこ、ね)、夕方から再び西新宿に向かって、『恐怖が始まる』の稽古。
 昨日、老いぼれ姿をあらわに、哀れに稽古場から姿を消した長老俳優Oも今日は参加。ならば、とドSの演出家は病み上がりのOに、「ちょっと動いてみて」「ちょっとやってみせて」と拷問のように体を酷使するムーブメントの指示を繰り出す。

 O爺さん、若いね。昔取った杵柄と言うべきか。ドSの要求も軽々とこなしてお見事、お見事。やんややんや。

 稽古後、顔合わせを兼ねた飲み会で、キャスト全員と居酒屋へ。「よろしくお願いしマース」と乾杯したあとは、みんな食う食う。まるで暴飲暴食の会のような……。

 みんなフラストレーションが溜まっているのか?
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『恐怖が始まる』、始動しました。

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2013年04月08日

強者もいる。――[1117]生誕19,686日

 新作『恐怖が始まる』の稽古がスタート。
 いやはや、早いね、時の流れ。待ってもくれないし、歩みを緩めてもくれない。気持ちのほうが全然追いついてくれないね。
 などとは、もちろん言ってる場合ではないので、粛々とやるべき稽古を進めてゆくのみと思って気持ちを新たに稽古場に入れば、ベテランOが壁にもたれ足を投げ出して座り、「ここはどこ…?
私は誰…?」といった風情で、わっせわっせとアップに汗を流すみんなの輪から独り外れて、ぽつねんとしている。
 「なに、具合悪いの?」と聞けば、「すっごく悪い」とひと言。
 なんだよ、稽古初日だというのにやる気をそがれるなぁと思いつつ、「じゃ帰れば?」と言うと、「……ウン」と心ここにあらずの返事で動こうとはしない。何だよ、帰らないのかよと思っていると、しばらくしてから今ようやく頭の回路が繋がったかのように、「帰って寝るか」と誰に言うでもない声を出して、おじいちゃんはすごすごと帰って行く。
 風邪とかじゃなく、痴呆症なんじゃね? 見送りながら、演出家は暗澹たる気持ちでそう思う。

 稽古後、客演の俳優も含め5人で居酒屋に流れる。
 芝居にまつわる四方山話のあとに原発の話題になったところで思わぬ話を聞く。なんでも今回客演の男優Kのお父さんは、「3・11」から半年もしないうちに福島のいわき市に一人で移り住み、反原発運動に頑張っているという。
 「こんなメールが時々、送ってくるんですよ」というスマホのメールを見せてもらえば、これは論文か?
と思うほどに詳細な報告レポートがびっしり。
 すごいね。そんな強者もいるんだね。痴呆症のおじいちゃんに振り回されることなく、我が身も我が身で、できることに打ち込まなければ。
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春を迎える時期もそれぞれ。
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